昨日の試合終了後、ラウンド87でスタジアム問題に関する話し合いがございました。出席できなかったサポーターの皆さんのために、一体どんな話し合いだったのかをご報告します。
皆さんご存知のとおり、我らが栃木SCのホームスタジアムは近い将来、スポーツゾーン構想の一部として西川田の宇都宮競馬場跡地に建設されるスタジアムに移る事が決定しております。スタジアムの建設費は150億円、2万5000人収容の巨大な陸上競技場兼用スタジアムというのが、栃木SCや我々サポーターにとっては大きな悩みの種。なぜ大掛かりな改修にまで着手した球技専用スタジアムである栃木県グリーンスタジアムから、臨場感に欠ける陸スタに移らなければならないのか・・・。
「陸スタが出来てもグリスタから移らなければいい」とお考えのサポーターもいるかと思います。確かにそうなのですが、現状のグリスタでは座席を覆う屋根の設置が今後義務化されるであろうクラブライセンス規定をクリア出来ません。かと言って県はグリスタに屋根を設置するつもりはまったくないそうです。グリスタに居座ればクラブライセンスを失い、我々のクラブはJリーグで戦えなくなってしまいます。
否が応でも新設される陸スタに移らざるを得ない状況なのです。
実は新スタジアム構想の段階から一貫して「作るなら専用スタジアムを」と訴え続けていた県議会議員さんがいらっしゃいました(恥ずかしながら私もはじめて知りました)。螺良県議会議長でございます。しかしながらその訴えは届かず、非常に悔しい思いをしたそうです。
その螺良さんから妥協案として「仮設スタンドを建設しては?」というご提案をいただき、昨日のアフターゲーム会でそれに関する徹底的な話し合いが行われたというわけです。
前回のアフターゲーム会でこの話が出て、フランスのサンドニにある可動式スタンドがあるスタジアムが話題となったそうです。どんなスタジアムかというと・・・。
http://tingtong.blog.jp/archives/9967320.html
サッカーを行う時は観客席の下から陸上トラックの上に可動式スタンドがせり出して来るという構造です。これなら確かに臨場感たっぷりの観戦環境となります。最も妥協点の高い理想案はこれですが、しかしながら予算の都合上これは非現実的。
ならばピッチギリギリの場所、陸上トラックの上に仮設スタンドを設置してしまおうというのが螺良さんのご提案です。この案をはじめて聞いた時にはまさに目からウロコ。そんな方法があったのかと大きな関心を持ち、昨日は時間を割いてアフターゲーム会に参加してきた次第です。
実は陸スタ問題で悩んでいるのは日本だけではありません。イタリア・セリエAでも多くのクラブが臨場感に欠ける陸スタでプレーしており、仮設スタンドで対応しているクラブも実在します。例えばこんな感じです。
http://nagaguturisu.com/archives/11870
カリアリの旧ホームスタジアムであるサンテーリアです。陸上トラックを完全に無視し、仮設スタンドで対応していました。
http://nagaguturisu.com/archives/11870
・・・が、これは違法建築(?)でさすがに危険という事で今は使われておらず、新スタジアムに移行しています。
他にもシエナのホームスタジアムであるアルテミオ・フランキではメインスタンドのみ常設スタンドを使用し、その他は仮設スタンドです。ホームゴール裏だけはピッチギリギリの位置に仮設スタンドを設置しています。
http://nagaguturisu.com/archives/11870
こっちの方がわかりやすいかな?
裏はこんな風になっています。
http://e-charink.seesaa.net/article/169802286.html
栃木の場合、常設を前提とした仮設スタンドではなく、ジョイント式の仮設スタンドの導入を訴えて行くというお話しでした。
その2に続く。
皆さんご存知のとおり、我らが栃木SCのホームスタジアムは近い将来、スポーツゾーン構想の一部として西川田の宇都宮競馬場跡地に建設されるスタジアムに移る事が決定しております。スタジアムの建設費は150億円、2万5000人収容の巨大な陸上競技場兼用スタジアムというのが、栃木SCや我々サポーターにとっては大きな悩みの種。なぜ大掛かりな改修にまで着手した球技専用スタジアムである栃木県グリーンスタジアムから、臨場感に欠ける陸スタに移らなければならないのか・・・。
「陸スタが出来てもグリスタから移らなければいい」とお考えのサポーターもいるかと思います。確かにそうなのですが、現状のグリスタでは座席を覆う屋根の設置が今後義務化されるであろうクラブライセンス規定をクリア出来ません。かと言って県はグリスタに屋根を設置するつもりはまったくないそうです。グリスタに居座ればクラブライセンスを失い、我々のクラブはJリーグで戦えなくなってしまいます。
否が応でも新設される陸スタに移らざるを得ない状況なのです。
実は新スタジアム構想の段階から一貫して「作るなら専用スタジアムを」と訴え続けていた県議会議員さんがいらっしゃいました(恥ずかしながら私もはじめて知りました)。螺良県議会議長でございます。しかしながらその訴えは届かず、非常に悔しい思いをしたそうです。
その螺良さんから妥協案として「仮設スタンドを建設しては?」というご提案をいただき、昨日のアフターゲーム会でそれに関する徹底的な話し合いが行われたというわけです。
前回のアフターゲーム会でこの話が出て、フランスのサンドニにある可動式スタンドがあるスタジアムが話題となったそうです。どんなスタジアムかというと・・・。
http://tingtong.blog.jp/archives/9967320.html
サッカーを行う時は観客席の下から陸上トラックの上に可動式スタンドがせり出して来るという構造です。これなら確かに臨場感たっぷりの観戦環境となります。最も妥協点の高い理想案はこれですが、しかしながら予算の都合上これは非現実的。
ならばピッチギリギリの場所、陸上トラックの上に仮設スタンドを設置してしまおうというのが螺良さんのご提案です。この案をはじめて聞いた時にはまさに目からウロコ。そんな方法があったのかと大きな関心を持ち、昨日は時間を割いてアフターゲーム会に参加してきた次第です。
実は陸スタ問題で悩んでいるのは日本だけではありません。イタリア・セリエAでも多くのクラブが臨場感に欠ける陸スタでプレーしており、仮設スタンドで対応しているクラブも実在します。例えばこんな感じです。
http://nagaguturisu.com/archives/11870
カリアリの旧ホームスタジアムであるサンテーリアです。陸上トラックを完全に無視し、仮設スタンドで対応していました。
http://nagaguturisu.com/archives/11870
・・・が、これは違法建築(?)でさすがに危険という事で今は使われておらず、新スタジアムに移行しています。
他にもシエナのホームスタジアムであるアルテミオ・フランキではメインスタンドのみ常設スタンドを使用し、その他は仮設スタンドです。ホームゴール裏だけはピッチギリギリの位置に仮設スタンドを設置しています。
http://nagaguturisu.com/archives/11870
こっちの方がわかりやすいかな?
裏はこんな風になっています。
http://e-charink.seesaa.net/article/169802286.html
栃木の場合、常設を前提とした仮設スタンドではなく、ジョイント式の仮設スタンドの導入を訴えて行くというお話しでした。
その2に続く。
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