工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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ドラマ『ブラックジャック』は駄作か否か

2024年07月02日 21時32分00秒 | 気になるニュース

テレビ朝日ドラマプレミアム『ブラックジャック』、TVerでようやく視聴しました。性別が男から女に変えているキャラクターが数人いたり、BJのいろんなエピソードを無理矢理詰め込んだ内容でしたが、話の筋としては大きな違和感もなく、良いドラマになっていたなぁというのが正直な感想です。今週いっぱいはTVerで視聴できますよー。

ただね。

さほど重要なポジションでもないのに、なぜか「はり師」から「ミュージシャン」への設定変更をしてまで登場させた琵琶丸でしたが、そもそも原作では西洋医学と東洋医学の概念の違いを対比的に描くために登場した、そこそこ重要なキャラクターだったはずです。何の脈絡もなく、名前を借りただけの歌うキャラクターとして登場させる意味が果たしてあったのか?という不満は当然ながらございます。

もうひとつ。

キリコは元々軍医で、戦場で瀕死の状態の兵士を安楽死させたらみんな死に際に感謝の言葉を述べて死んでいったという原作エピソードがあります。「俺も医者のはしくれだ、命が助かるにこしたことはない」というキリコの医師としてのプライドはそういう経験からもたらされたものです。
ところが今作のキリコの行為は「安楽死」ではなく単なる「自殺幇助」。命に関わる事情がない、ただの自殺幇助は絶対にしないというキリコの本質的な設定を無視した脚本は到底受け入れ難いものでした。

この2点と、あとはBJの「神になりたい」というセリフは余計だったんじゃないかなぁと。

まぁ、原作ガチ勢としては、どんな作品に仕上がったとしても不満が残るものです。大切なのは、BJを知らない若い世代がこのドラマでBJに、手塚治虫作品に興味を持ってくれることです。そういう意味では「良い作品」だったのではないでしょうか(^^)b

コミックスはもちろん、Web上でも様々なサイトでBJをはじめとした手塚作品を読むことができます。


Tezukanizer

ぜひ多くの皆さんに、医療マンガの金字塔であるBJの素晴らしさ、現在のマンガの雛形をすべて作ったと言っても過言ではない「マンガの神様」手塚作品の面白さを知っていただきたいです。

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