工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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妊娠中のスポーツ

2024年07月31日 19時28分00秒 | 気になるニュース

2019年シーズン限りで現役を引退していた元栃木SCの荒堀選手が関西1部のクラブで現役復帰するそうです。5シーズンぶりの現役復帰、応援したくなりますね( ^ω^ )

栃木SCというチームがバラバラになりJ3に降格してしまったシーズンなど、荒堀選手には一番辛い時期にチームを支えていただいた恩義があります。現役復帰した今度は心からサッカーを楽しめることを願っています。サッカーは生涯スポーツ!存分に楽しんでください!



こんばんは、院長でございます。




東京五輪で惜しくも3回戦敗退となったエジプトのフェンシング代表ナダ・ハフェズ選手が、敗戦した試合後に妊娠7ヶ月であることを公表してちょっとした話題となっています。

 妊娠7ヶ月目だと妊娠周期24週から27週の時期。当院も妊娠7ヶ月くらいの妊婦さんにご来院いただくことは多く、どのくらいお腹が膨らんでいるかは想像できます。そんなに目立たない方もいますけど、まぁそれなりに一目で妊婦さんだなぁとわかるくらいにお腹がふくらんでいる方がほとんどです。

ハフェズ選手の場合はというと、フェンシングの導電性ジャケットを着てしまえばお腹のふくらみはそこまで目立たなくなるため、極親しい関係者以外には黙っていたそうです。

エアロビクスや水泳など、妊娠中でも積極的にスポーツを楽しむ妊婦さんは意外と少なくありません。日本臨床スポーツ医学会の産婦人科学部が出している提言を見ても、「一般によく行われているスポーツ種目としてジョギングや水泳、エアロビクスなどがあるが、それ以外の種目でも妊娠前から行っているスポーツについては、基本的には中止する必要はない」と、妊娠中のスポーツには肯定的です。
ただし、「妊娠中期以降であること」「腹部に直接的な外傷を与えるものや落下のリスクがあるもの、接触による外傷性リスクの高いもの、過度な腹圧がかかるものは避ける」「妊娠前より運動強度を下げること」とされています。
激しい運動を伴う競技となるとそれなりのリスクがあるため控えなければなりません。

フェンシングの場合は腹部が保護されており、相手との接触もほとんどないため、トップアスリートが競技力を維持するために妊娠中にトレーニングを継続すること、公式戦に出場することは可能といえば可能なのだと思います。しかしながらその場合も詳細なメディカルチェックを欠かさず、健康維持により一層気を使わなければなりません。
ハフェズ選手は本人の努力はもちろん、家族やスタッフの献身的な努力に支えられていたからこそ、こうして五輪で全力を尽くせたのだと思います。一般人はトップアスリートの真似は絶対にしないようにしてください。・・・まぁ普通の妊婦さんはやらないでしょうけど(;^^)

ちなみにですが、サッカー界でも日テレ・東京ヴェルディメベレーザさんの岩清水選手やジェフ千葉レディースの大滝選手など、妊娠中も練習を継続していた選手がいます。岩清水選手は妊娠初期に試合に出場していたそうですが(これはかなり危険です!)、競技特性もあってさすがに妊娠中期から後期にかけてサッカーの公式戦に出場した妊婦はおそらく世界的にもいないんじゃないかと思います。

さて、今宵はなでしこジャパンのGL第3戦、運命のナイジェリア戦です!

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