工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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女子プロサッカー選手になるには高体連?クラブユース?

2021年09月09日 16時51分22秒 | サッカー馬鹿
WEリーグ開幕まであと3日となりました。

日本の女子サッカー人口はおよそ2万8600人ですが、WEリーグ初年度の日本人登録選手数は255選手です。WEリーガーになれた選手は日本の女子サッカー人口の1%にも満たない、ごく少数の選ばれし者達。本当にすごい選手ばかりです。この少数精鋭の選手達が日本女子サッカー界の未来を創る役割りを担っていくことになります。

WEリーガーが子ども達の憧れの職業になれば、もっと日本女子サッカーは強くなれるはずです。そこで大事になってくるのが子ども達の育成年代のチーム選び。

日本女子サッカーの"今"が分かるWEBマガジン「みんな@サッカー」http://minasaka.net/web/の大森さんが、WEリーグ初年度登録日本人選手全255選手がU18年代に所属していたチームをまとめてくれています。育成年代の現実が見えて来ます、なかなか興味深いです。



クラブユース出身137選手の内訳はこちら↓
http://minasaka.net/web/13726

高体連とクラブユース、数としてはクラブユース出身者が多くなっていますけど、その半数以上の79選手が三菱重工浦和レッズレディースユースさん、日テレ・東京Vメニーナさん、JFAアカデミー福島さんの3チーム出身です(本日加入選手も加えた数です)。さらに言えば、JFAアカデミー福島を除く上位7チームがWEリーグクラブの下部組織。WEリーガーの半数近く、113選手がWEリーグクラブの下部組織出身です。このあたりはJクラブユースと同じく、プロを目指すにはプロクラブの下部組織で育成年代を過ごすのが一番の近道であることがわかります。なおJFAアカデミー福島さんのトップチーム(U18)はなでしこリーグに参加しており、地理的にJクラブアカデミーへ通えない選手の受け皿にもなっています。

高体連出身118選手の内訳はこちら↓
http://minasaka.net/web/13725

高体連では常盤木学園さんと藤枝順心さんが突出しており、それを追うのが日ノ本学園さん、神村学園さん、十文字さん、岡山県作陽さんなどインハイや選手権の常勝高校となりました。一方で全国大会常連校でもWEリーガーをひとりも輩出していない高校が多数存在することがわかります。このあたりからも「選手を育てるクラブユース」「チームを勝たせる高体連」という傾向が見て取れます。

ジュニアユース年代の女子選手がU18年代をどこで過ごすか。将来の選手像を思い描いて後悔のない選択をしていただきたいです。

ちなみにですが、仕事とサッカーを高い次元で両立するためにあえてアマチュアプレーヤーを選択した選手も多数在籍するアマチュアリーグ、なでしこリーグには517選手(1部304選手、2部213選手)が登録されています。WEリーガーとなでしこリーガーを含めても、日本の女子サッカー人口のわずか3.8%のみ。WEリーグやなでしこリーグ1部&2部でプレー出来る選手はほんの一握りなのです。
WEリーガーやなでしこリーガーのみなさんには子どもたちに夢を与える存在であって欲しいです。
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