工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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国際ルールを知るきっかけに

2017年04月28日 18時37分42秒 | サッカー馬鹿
今日はNFLドラフト会議2017の初日でしたからこれについて大いに語りたかったのですが、ひとまず置いておくとして。

先日開催されたACLの水原三星vs川崎において、川崎サポーターが旭日旗を掲げた一連の問題行動の余波が大きくなっているようです。AFCはこの行為を差別と認定。5月上旬のAFC規律委員会で処分が下された場合、最低でもホームのAFC主催2試合が無観客試合になる可能性が出て参りました。

『【川崎】ACLホーム2試合無観客も…サポ旭日旗掲出をAFCが差別認定』(スポーツ報知)

旭日旗はJリーグの試合では結構見かける気がしますし、れっきとした日本の国旗として国際的にも認められたものです。この国旗を掲げたことが差別と認定されるのは、私も日本人として腑に落ちない部分は確かにあります。
しかしながら国際ルールに則った場合、やはり今回のケースは差別と認定されても仕方がないのかも知れません。

『旭日旗はなぜサッカースタジアムで禁止なのか? 関係ない日本側の主張、知るべき国際ルール』(フットボールチャンネル)

日本人の感情的には問題ないという思いもありますけれど、第60条二項「挑発・攻撃的行為の禁止」に抵触する以上、やはりこれはやってはいけない行為だったと言わざるを得ません。

AFCはどんな些細な声もつぶさに拾って問題視しているわけではありません。日本代表のユニフォームに旭日旗に似たデザインが採用された際、韓国や中国から反発の声が出たこともありました。この時はまったく問題視されなかったように、AFC側には日本に対する差別的な決定や処分、韓国や中国の声を優遇させる意図はないはずです。

あくまでも今回の件は国際ルールに則った挑発行為の禁止処分ですから、大事なのは今後同じようなケースで処分される事案を二度と出さないことです。

私も今回の決定には不満はありますよ。韓国も中国も、日本を挑発するような行為は過去に何度も行っているにもかかわらず、そのほとんどが処分の対象とはされていないのですから。
でも「あちらがやっているからこちらもいいだろう」という論理は飛躍し過ぎていますし、何よりもそんな低俗な行為に付き合うところまで人として落ちぶれることはないと思います。
今回の件も結果的に川崎に1億円以上の損失を被らせる結果となる可能性が出ています。サポーターがクラブの足を引っ張るような行為をするのはやっぱり違います。差別や挑発行為における国際ルールを知るきっかけにして、今後はJクラブのサポーター全員で注意したいものですね。

さて、我らが栃木SCは明日、J3第6節C大阪U23戦がございます。



今季ここまでまだ未勝利(2分3敗)のC大阪U23。今季のU23チームはどこもJ1クラブの調整の場という感じではなく、あくまでも本来の目的である若手育成がメインとなっている様子です。J1クラスの主力級が出場するケースはぐっと減り、ユースの2種登録選手なども含めた若手主体で戦うケースがほとんど。明日の試合もC大阪U23は若手がメインのメンバー構成になると思われます。アウェーでの対戦となりますが、U23チームからはしっかり勝ち点3を奪う戦い方をして欲しいです。

現地で応援される皆様、大阪遠征楽しんで来てくださいね(^^)
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栃木SC 第11期決算概要

2017年04月28日 15時51分55秒 | サッカー馬鹿
栃木SCの第11期決算概要が公表されました。赤字か黒字か微妙なところでしたけれど、ちょっと裏技的な手法もあってギリギリ黒字決算となった模様です。フロントの皆さんが本当によくがんばったのだと思います。

『栃木SC3期連続で黒字確保 J3降格で売上32%減も250万円の最終利益』(下野新聞)

『株式会社栃木サッカークラブ 第11期決算概要』(栃木SC公式)

かなり細かく数字を出していただけました。クラブから内容に関する詳細の報告もありますし、これはもう感謝のひと言です。むしろ何で今までこういうことができなかったんでしょうね?
それでは、過去2年の推移も含めて今期の決算を見てみます(第9期→第10期→第11期、昨期との比較)。

【売上高】 9億4100万円→9億3600万円→6億3900万円(-2億9700万円)
※広告料収入 5億1600万円→4億8600万円→4億0800万円(-7800万円)
※入場料収入 1億3700万円→1億2700万円→6500万円(-6200万円)
※Jリーグ分配金 9100万円→8000万円→2000万円(-6000万円)
※その他収入 1億9600万円→2億4100万円→1億4300万円(-9800万円)
【売上原価】 6億0800万円→6億5500万円→4億8900万円(-1億6600万円)
【販売費及び一般管理費】 1億8200万円→1億9800万円→1億6900万円(-2900万円)
【営業損失】 +1億5000万円→+8200万円→-2000万円(-1億0200万円)
【経常損失】 +1億5000万円→+8100万円→-2400万円(-1億0500万円)
【当期純利益】 1億4300万円→4200万円→200万円(-4000万円)

下野新聞によると詳細な数字は広告料収入4億0870万円、入場料収入6590万円、Jリーグ分配金1500万円とのことです。

クラブの経営規模はおよそ6億5900万円。売上高がおよそ6億3900万円ですから営業損益ベースでは2000万円の赤字(正確には2020万1951円の赤字だそうです)ですけれど、宇都宮市からのクラブハウス建設補助金や栃木SC後援会からのクラブハウス建設基金などを特別利益に計上し、当期純利益が249万5842円となりました。
ただやはり、どこかに歪が生じる恐れがあるこの手の赤字圧縮は健全経営とは言えないと思っています。今季からは無理のない経営方針に則ったクラブ経営をお願いしたいところです。というか、どう考えてもそうなるでしょうけど。

はっきり言えば、前社長がかなりアレでした。

当初は5700万円の赤字を見込んでいたらしいです。現橋本社長の方針により赤字圧縮に成功したため黒字決算となったものの、前社長の無謀な経営方針には呆れてものが言えません。
これはもう何度も訴えていることですけれど、強いチームが人件費にお金をかけているのは事実。でも金をかければ必ずチームが強くなるというわけではありません。J3降格時のサポカンで前社長の経営方針に賛同し、その方針に異議を唱えたサポーターに罵声を浴びせた方々は、もう一度よく考えて欲しいです。心が折れてすでにサポーターを辞めていなければの話ですが。

要はファッションと一緒なんですよ。おしゃれな人がファッションにお金をかけているのは事実ですけれど、お金をかければおしゃれになれるかというとそうじゃない。センスがあればお金かけなくてもおしゃれは出来ますし、お金をかけるポイントを間違えなければおしゃれになります。逆にガンガン金かけてるのに超ダサいのは本当に恥ずかしい。


(https://matome.naver.jp/m/odai/2136671204911137101)

昨季の栃木は『ガンガンお金かけておしゃれしてるのにイマイチモテなかった』という状況だったわけです。やってることは無駄じゃないけど結果が出なかった。お金はかけてるけど大分さんの方がセンス良くない?みたいな感じでやられてしまいました。
で、昨季無理しすぎてお金なくなっちゃったので、今季は『ポイントを抑えたおしゃれで勝負』という感じでしょうか?センスよくまとまってると思います、あとはパンチ力がやや足りないか(;^^)

今季は人件費をかなり削っているはずですけれど、有望な若手を多く獲得しているので選手の質はかなり維持できていると思います。強化部の努力には大いに敬意を表したいですし、橋本社長の経営理念や経営方針は応援したいと思っています。
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