チャ子ちゃん先生はおめでたくて自分が78歳の時、ある国の女から「80歳の老女がーー」という罵倒の言葉をもっらた
その時初めて自分の歳に気が付いたわけ
「へーー老女なんだ、80歳なのだまだ80にはなっていないが」
では本当の八十歳になったとき、絶対自分に不似合いなことに挑戦してみよう。という思いがわいてきて「傘寿コンサート」を開いた
「日本の女の根性を見せてやるよ」なーんちゃって
そのために2年間レッスンに集中、そして14曲を暗譜で歌いのけた
つまり声がどうの、うまいか下手かそんなことではなく、14曲を暗譜したことに出席していただいた方々の称賛を浴びた
これって老女が暗譜することが珍しいということだ
そこから始めて自分の歳を意識し始めた
今の自分はどういう過去を過ごしてきたのだろう
どういう両親だったか
兄弟たちは
戦争前と戦争後はどのように家庭環境が変わり、どのように社会が変化したか
なぜ女子大に行ったのか、どういう生活をしたのか
どうしてマスコミの世界に入ったのか
恋や結婚、病や仕事、遊びなどなどいろいろと考え続けた
本の出版も30冊近くある。しかし売れていない、斜陽の着物のことをいくら書いても購入する人が少なすぎる
なぜお金にならないきもののことをこんなにも必死にやっているのだろうか?
それはきものが連れていく場所があまりにも広く深く日本、いや宇宙をも感じさせるからだと最近気が付いた
そこへの橋渡しにそれぞれ先輩がいた。名のあるひと、名もなき人さまざま
詐欺師もいたし、太っ腹な人も、でも詐欺師もそれをさせられていた役者だということが今はわかる
登場人物のすべてが私自身の魂を磨くために現れた人たちだ
今週は夏休みで越し方をいろんな角度から研修してみて、チャ子ちゃん先生は先人たちの知恵をしっかり伝える役目があるのだと悟った
知恵の終活が終わったら、旅立つことにする
お付き合いください