天命

小沢一郎さんは代表戦で敗れたとき
「これも天命だと思う」
とおっしゃったと近い方に聞いた

どう解釈するかは人それぞれで正解は天のもの

昨日の「ナイト・コスモス」ではこの「天命」について
お話させていただいた

それぞれに宿命がある
その宿命をきちんと理解し受け入れ
その使命をしっかりと行うと決心すると
天命がわかり天からの力が加速する
とチャコちゃん先生は思う

いろんな人を見ていて確信している
天命は時として自分の思惑と違うことがある
それを受け入れることで更にダイナミックなことが起きると思う

日本は明治時代から官僚の思うままになっている
其れを打破しようという小沢一郎さんは
天は必ず味方するがまだ十分に機が熟していないのかもしれない

チャコちゃん先生は政治のことを言うつもりはないが
明治の官僚によって
我が絹の糸のつむぎ方も規定された
蚕が吐く糸は元来平たい
しかし機械に糸を通し大量の生産を奨励した明治維新で
糸は丸く機械に通り易くなって
その代わり糸を保護していたセリシンを取らなければいけなくなった
そのため糸を強くする作業が必要になり
撚りや練が当たり前になった

その結果私たちは重い布を着せられている

近代文明を追いかけて不都合なことがいっぱいあった
しかしいま
日本はもうどこの文明も追いかける必要なない
独自の文化を大切にする政府が待たれている

明治以前の糸の取り方で織ったきものは
人の心を穏やかに優しくする
其れが蚕の伝えたいことではなかったか

縄文まで遡って蚕の話やお米のことを話す
黒部のカイザワさんから
「ナイト・コスモス」に間に合うようにと
送っていただいた新米を頂きながらーーー