goo blog サービス終了のお知らせ 

宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

台風の奇妙な進路 ~ 異常気象・日本編

2010年09月09日 | 異常気象
   
秋だというのに、連日の猛暑にカンカン照り。真夏モードのまま、台風シーズンに突入した。台風のおかげで、昨日は、「1ヶ月ぶりに雨が降ります」という話だったのだが、いきなりの豪雨でビックリだ。もう少し、小口に分けて降ってくれないものか・・・。静岡では、道路に巨大な陥没が発生し、台風を取材していたカメラマンが落ちて意識不明だという。
 
それにしても奇妙だったのは、台風9号の進路だ。いつもなら、台風はフィリピンのあたりで発生して、太平洋沿岸に上陸するのだが、今回は違ってた。今回の台風は、沖縄の近くの海で発生し、日本海側のの福井県に上陸した。
 
なんと、「台風が北陸地方に上陸するのは、1951年の統計開始以来、初めて」というからオドロキだ。
 
今の日本付近の気圧配置は、夏そのもの。偏西風が蛇行して、通常よりも、かなり北を吹いている。このため、台風の進路も、発生から上陸に至るまで、全体的に北にシフトしたようだ。
 
北陸に上陸した台風は、その後、関東に移動して大雨を降らせた。それにしても、曲がりくねった奇妙な進路。これというのも、偏西風が蛇行しているせいだという。いつもなら、秋の日本上空には、ジェット気流(上空の偏西風)が吹いて台風を力強く誘導するのだが、今年はそれが大幅に北に行っちゃってるので、強力なリーダーが不在(?)とも言える状況にある。このため、台風もあっちにフラフラ、こっちにフラフラしやすいらしい。
 
これを見て思うのは、世界の異常気象だ。今年は、世界的に大気の循環がおかしくなっている。台風やハリケーンが、いつもなら行かないような、意外なところに上陸して、予想外の被害をもたらしそうで怖い。世界の気象当局も、警戒を強めている。
 
今朝は、台風一過で、久々にさわやかな朝を迎えた。でも、さわやかさは今日限りのようだ。今日の昼には、また30℃の暑さが予想されている。いつまで続くのか、この暑さ・・・。

  
アースチェンジ情報の宝庫 → にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ 
   
 

9月に入っても、さらに猛暑の日本 ~ 異常気象 2010

2010年09月07日 | 異常気象
  
9月に入って、一週間が過ぎた。それにしても、暑い日が続いている。外に出ると、真夏そのもののムード。とても9月とは思えない。
 
でも、全国的に見れば、東京はマシなほうだ。西日本の暑さがすごい。5日は、西日本各地で35℃を超えた。気温が人間の体温を超えるときは、長時間の外出を避けたほうが無難だろう。京都では、なんと39.9℃を記録した。こんなの、8月でも滅多にない。まさに異常。「台風が九州に上陸したおかげで、熱気が西日本一帯に広がった」というのが原因だとか。いやはや、こんな異常気象のまま、いよいよ台風シーズンに突入か。
 
東北や北海道も、気温は西日本ほど高くないが、

「9月に入っても、なんでこんなに暑いのか」という話をしながらも、思い出すのは、4月や5月の寒さだ。もはや、遠い過去になってしまったが・・・。でも、つい最近までは、「5月だってのに、なんなのだ、この寒さは・・・」というのが、アイサツ代わりだったのは事実。

気象庁の予報では、暑さが「9月いっぱいは続く」ということなのだが、「10月まで続くんじゃないか」という声もある。それでいて、冬は寒くなるだろうと言われている。やっぱり、日本は春夏秋冬の四季ではなくなり、夏と冬だけの二季になってしまったのか・・・。

こんな風に、寒さや暑さがいつまでも居座ってしまうのは、ブロッキング高気圧のせい。偏西風が蛇行して、北の冷たい高気圧や、南の暖かい高気圧が、日本の上空にどっかりと腰を据えて動かなくなってしまう現象だ。国連気象期間のコメントにあった「世界各地で発生する、前例がないほどの連続的現象」というのは、こういうことを言うのだろう。
 
まだまだ、「熱中症に気をつけましょう」という声が飛び交う昨今。天気予報によると、「今週は、東京では1ヶ月ぶりの雨が降るんじゃないか」というから、期待大!?
 
気になるのは、やはり台風シーズンだろう。これは、日本だけの問題ではない。世界の気候は、もっと荒れている。中国政府も、台風の行方を固唾を飲んで見守っているという。まだまだ、異常気象から目が離せない・・・。
 

今年の夏は、史上最高の気温 ~ 気象庁が発表 ~ 異常気象・日本編

2010年09月01日 | 異常気象
  
気象庁の発表


2010年も、今日から9月に入った。でも、とても9月とは思えない、真夏のような暑さだった・・・。いつまで続くのか、この暑さ。気象庁の予想によれば、今月中は続くという話だ。
特に、西日本がすごいみたい。軒並み、35度からそれ以上というから、夏の真っ盛りでも「これはひどい」と思うほどの暑さだ。
 
春には、「今年は、少なくとも30年に一度の『異常気象』に当てはまります」と宣言した気象庁。今度は、「今年の夏は、史上最高の暑さでした」と発表した。
 
>今夏(2010年6月~8月)の日本の平均気温は、統計を開始した1898年以降の113年間で第1位(これまでの第1位は1994年)の高い記録となりました。

いわく、20世紀の百年間で一番、夏が暑かったのは、1994年だった。今年は、その記録を上回った。これ以上の暑い夏は、日本では記録にない。100年以上前の明治時代に、気象庁が日本の気候の統計を取り始めて以来、こんなに気温の高い夏はなかったのだ。
 
その昔は、はたしてどうだったか。江戸時代、戦国時代、南北朝時代・・・と昔を遡ってみても、日本の気候は、全体的に今より寒冷だったとされている。たぶん、こんなに暑い年は無かっただろう。おそらく、神武天皇が東征して以来、今年が最高に暑かったと思われる。いや、天照大神が天の岩戸からお出ましになって以来、今年が最高に暑かったと思われる・・・。

もっとも、6月と7月の暑さは、たいしたことなかった。突出して暑かったのは、8月。気象庁によれば、「8月の平均気温は、平年比を+2.25℃も上回った」という。

考えてみれば、もっともだ。4月や5月頃までは、「なんで、今年はこんなに寒いのか?」と、誰もが首をひねっていたほど、日本は寒かった。6月から7月にかけては、大雨ですさまじい被害があった。暑かったのは、なんといっても8月。

この調子では、9月はもっと記録ずくめの月になりそうだ。

それにしても、なんでこんなに暑いのか。気象庁は、原因をこのように分析している。

>このように、2010年夏の日本が記録的な高温になったのは、期間を通して冷涼なオホーツク海高気圧や寒気の影響をほとんど受けなかったこと、梅雨明け後、上空の偏西風が日本付近で平年よりも北に偏って流れ、勢力の強い太平洋高気圧に覆われたこと、今春まで継続していたエルニーニョ現象の影響で北半球中緯度の対流圏全体で気温が上昇したこと等の要因が重なったためと考えられます。また、背景として二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響が現れているとみられます。

ここでは、原因が2つ挙げられている。

ひとつは、「偏西風の蛇行」。日本の上空を流れる偏西風(ジェット気流)が、いつもよりも北に蛇行していた。おかげで、普通の年ならもっと南にあるはずの熱い気団、太平洋高気圧が居座ってしまった。

もうひとつは、「エルニーニョ現象」。南米ペルー沖の海水が、なぜかいつもより温かいおかげで、世界の空気の流れが狂ってしまう現象だ。そのせいで、北半球が全体的に暑かったらしい。

でも、「背景」として挙げられている、根本的な原因。それはやっぱり、「地球温暖化」。温室効果で、地球がだんだん暖かくなってきている。全体的に気温が上がっているから、日本の夏も暑くなる。

でも、日本の猛暑は、まだマシな方だ。ロシアなどは、いつもなら夏でも涼しい極北の国なのに、今年は熱帯なみに暑い。「一日300人が、暑さが原因で死亡している」とまで報道されたほど。シベリアの永久凍土が溶け出して、凍ったマンモスも地上に出てきた。食糧需給への影響が、非常に心配されている。

地球全体の気候は、もっと狂っている。そう思えば、この強烈な残暑にも耐えられるというものだ・・・!?
 
 
アセンション情報の宝庫 → にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ 
 
  

異常気象の原因は、ブロッキング現象?

2010年08月25日 | 異常気象
独立行政法人 防災科学技術研究所 
 
それにしても凄まじい、世界の異常気象。10年以上も前から、「なんだか、気候がおかしい」と言われていたが、ここにきて、いよいよ爆発的な現象が起きてきた。
 
「今年は、少なくとも30年に1度の異常気象です」と気象庁が宣言したのは、3月の初め頃だった。でも異常気象は、それから世界中でさらに本格化した。特に、5月以降の猛暑と豪雨がすごい。国連の機関も調査と対策に乗り出している。

国連の気象専門家は、世界各地の異常気象を「過去に例のないほどの連続的な現象」であるとしている。コメントの中で、「ブロッキング現象」なる、耳慣れない言葉がしきりに飛び出した。日本の専門家も、「今年の異常気象は、ブロッキング現象の発生と考えられます」と言い始めた。

いったい、「ブロッキング現象」って何?・・・というわけなのだが、この言葉を初めて聞いたのは、2008年の夏だった。あの頃は、毎晩のように、夜になると滝のような豪雨が降って、何時間も雷がゴロゴロ鳴り、稲妻がピカピカ光り続けるので、空が真っ白に見えたものだ。思えば、本当に「これは、気候がおかしい」と思い始めたのは、あの頃だったかもしれない・・・。「ゲリラ豪雨」という呼び名が登場したのも、あの頃だったように思う。

当時、専門家が「これは、ブロッキング現象です」と解説しているのを聞いて、「ブロッキング現象ってのは、雷がゴロゴロいうことなんだな?」と思ったものだ。でも、よく聞いたら、そういう意味じゃなかった。そうではなくて、「こういう奇妙な天気が、1ヶ月も2ヶ月も 続くこと 」が、ブロッキング現象だったのだ。
  
ブロッキング現象というのは、別名、「偏西風の蛇行」とも言われる現象。というより、ブロッキング現象は、「偏西風の蛇行」の原因であり、結果でもあるというべきか。つまりは、切っても切れない表裏一体の関係。

偏西風は、日本やヨーロッパのような、中緯度地帯 (赤道からも北極からも離れた、中くらいの緯度の地域) を西から東に向かって吹き続けている、地球規模の気流。われわれの遥か頭上、高い空の上をビュービュー吹いている偏西風は、「ジェット気流」と呼ばれる。

もっとも、西から吹き続けているといっても、自然がやっていることだけに、一定ではない。ところによっては、強まったり、弱まったり、南や北に方角がブレたりしている。

このジェット気流が、南にいったり、北にいったり、蛇のようにクネクネと進むことを「偏西風の蛇行」と呼ぶ。最近の異常気象を引き起こしている、直接の原因としてクローズアップされてきた。

いつもなら、ジェット気流が空気を動かして、ちゃんと西から東へ、グルリと大気が循環するようになっている。暑さや寒さも、空気と一緒に流れてく。それだけではない。低気圧も、風に乗って流れつつ、各地に雨を降らせていく。これが、地球規模の空調システム。それにしても、地球は、うまい具合にできているものだ・・・。
 
ところが、ジェット気流が蛇行すると、とたんに空気の動きが悪くなってくる。川の流れが曲がりくねっていると、その間に土砂が積もって中洲ができてくるように、ジェット気流の大蛇行がしばらく続くと、その間に、動かない空気のカタマリができてくる。しまいには、巨大な空気のカタマリが、どっかりと居座って、動かなくなってしまう。こういうのを、「ブロッキング高気圧」と言います。





ブロッキング現象が起きると、どうなるか。熱い気団や、冷たい気団がどっかりと居座ってしまうので、いつまでも暑さが続く地域と、なぜか寒さが続く地域に、くっきりと分かれることになる。

それだけではない。「ブロッキング高気圧」が立ちふさがっていると、普通なら西から東に流れていくはずの空気が、せき止められてしまう(ブロックされる)。本来なら、西から東に流れつつ、各地に雨を降らせていくはずの低気圧が、ここでせき止められてしまうので、集中豪雨の地域と、カンカン照りの地域に分かれてしまう。地球規模の空調不全だ。これは恐ろしい。

気象庁によると、ブロッキング高気圧は、ものすごく大きい。直径が数千kmから、ときには1万kmにも達する、巨大な空気のカタマリ。台風なんか、目じゃないほどの大きさだ。地球の大気圏では、もっともマクロな現象だという。 

う~ん、やっぱり、地球の大気循環は、奥が深い・・・。
 

アースチェンジ情報の宝庫 → にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ 
 

大洪水に加え、史上最悪の熱波のパキスタン ~ 異常気象 2010

2010年08月24日 | 異常気象
 
CNNニュース

まったく、今日もトンデモない暑さだ。もうすぐ8月も終わりだというのに、外はスチームサウナそのもの。消防庁の発表では、「5月以来、熱中症で倒れて、救急車で運ばれた人が4万人を突破した」という。これでは、もはや暑さとの戦場だ。
 
日本の異常気象もすごいけど、やはり、もっとすごいのは世界。いま注目されているのは、パキスタンの大洪水だ。「国土の5分の1が浸水し、2000万人が被災した」と発表される、人類史上にも稀にみるトンデモない規模の災害。400万人が家を失って難民と化したという。日本からも、自衛隊が救援に駆けつけた。
 
それに加えて、さらに「史上最大の熱波」がパキスタンに到来したというから、まさに踏んだり蹴ったり。連日、「50℃を超える熱波が流れ込み、気温は40℃以上の日々が続いている」という。すさまじい高温多湿で、被災者の状況はさらに深刻。伝染病の蔓延も懸念されている。

それにしても、「50℃を超える熱波」って何!? そんな熱い風が吹いてきたら、日陰にいてもヤケドするんじゃないか。まさに、想像を絶する焦熱地獄。恐ろしや・・・。

世界中で続く異常気象に、国際連合の世界気象機関も、緊急調査に乗り出した。パキスタンの洪水、ロシアの森林災害、中国の土石流、グリーンランドの棚氷分離・・・を、「前例のない連続的な現象」であるとして、世界中の科学者を集め、原因を調べている。農産物の価格高騰も、世界の耳目を引き始めた。

世界各地で豪雨や洪水が続出しているのだが、真打ちが登場するのは、まだこれからだ。世界はいよいよ、台風やハリケーンの季節を迎えている。すでに、世界各地で大荒れ警報が出始めた。どこまで続く、この水攻め・・・。
 
  
アースチェンジ情報の宝庫 → にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ 
 
 

異変が続く、異常気象の日本 ~ 2010

2010年08月23日 | 異常気象
 
予想どおり、残暑が厳しい八月となった。特に、西日本がすごいみたい。8月の下旬になっても、35℃を超える猛暑だ。熱中症にかかって救急車で運ばれる人も、数万人に達している。

原因は「ラニーニャ現象」とも、「偏西風の蛇行」とも言われる。もはや、この問題は、気象庁の管轄にとどまるものではなくなった。環境省も緊急対策に乗り出している。まずは、大学教授や気象庁関係者などを集めて、異常気象を調査するための会議を設立したという。

この暑さは、九月に入っても、まだまだ続くらしい。その一方で、「冬は寒くなる」と予想されている。じゃあ、秋はどうなる? 
 
長袖シャツ一枚で気分よく外を歩けるような、快適な季節はドコにいってしまったのか。もはや、「日本は、春夏秋冬の四季ではなくなった。いまや、夏と冬だけの二季になったのだ」という声まで出始めた。

「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる」・・・といった具合に、四季折々の繊細・微妙な季節感を歌に詠んできた古人たちも、暑さと寒さを荒っぽく繰り返すだけの現代日本に連れてこられたら、さぞかしお手上げだろう。
  
週刊文春の「異常気象ニッポン 10大異変!」という記事を見たところでは、今の日本は暑さのあまり、次々に異変が起きているようだ。
 
特に恐ろしいのは、害虫が跳梁跋扈(チョウリョウバッコ)しはじめたこと。たとえば、熱帯の伝染病として有名なマラリアを媒介する「コガタハマダラ蚊」が、台湾から沖縄を通過して、九州でも確認されているという。

最近は、首都圏のビルで、ネズミやゴキブリの害がすさまじい。不動産業界の関係者にとっては、触れたくない話題のひとつだろう。特に、東南アジアのジャングルからやってきたクマネズミはすばしこく、どんな壁でもスルスルとよじ登る。知能も驚くほど高くて、駆除するのは難しい。熱帯のジャングルから、都会のコンクリートジャングルに舞台を変えて、水を得た魚のように暴れまわっている。いまや、中国人観光客でさえ、新宿歌舞伎町でネズミの群れを見て度肝を抜かれるという時代。
 
アフリカ原産のワモンゴキブリも増殖している。体調が5センチもあって、ギョッとするほど大きい。「赤ちゃんがカジラれた」という報告もあるというから、要注意だ。
 
海では、熱帯性の「ヒョウモンダコ」も話題になっている。体長10cmくらいの小ダコなのだが、「ちっちゃくてカワイイ」といって油断しているうちに噛まれるらしい。小さいくせに、フグに匹敵する猛毒の持ち主だというから、油断大敵だ。

さらに恐ろしいのは、食料品への影響だろう。富山では、ナシが不作。山形では、ブドウが不作。「いくらなんでも、今年の暑さは異常。雨もぜんぜん降らない」と、農家はお手上げだ。

野菜の価格の高騰は、とどまるところを知らない。特に上がっているのは、ほうれん草、春菊といった葉モノ。キャベツは、去年より五割以上も高騰した。生産者の話では、「気温が35℃を超えると、作物は生長を止める」のだという。

もちろん、問題は野菜やフルーツだけではない。コメの不作も、心配されている。

影響は、海の幸にまで及んでいる。秋の味覚、サンマは不漁で、「七年前の四分の一も獲れていない」というから深刻だ。まあ、「秋がなくなった」とまで言われる現在の日本だけに、秋の味覚がなくなるのも、うなずけると言うべきか・・・!?

食料品だけではない。北日本を中心に、電力使用量は過去最高に達しているという。

今後の予想としては、「ラニーニャ現象」が原因となり、残暑は厳しくなるとされている。そして、そのまま台風シーズンに突入だ。まだまだ目が離せない、今年の異常気象・・・。

 
アースチェンジ情報の宝庫 → にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ 
 
 

異常気象の原因は、偏西風の蛇行?

2010年08月12日 | 異常気象
 
2010年は、世界的に大変な異常気象が起きてます。

原因については、「エルニーニョ現象」や「ラニーニャ現象」を挙げる人が多い。専門家諸氏によると、今年の春までは、エルニーニョ現象が起きていた。この夏からは、ラニーニャ現象が起きているという。ややこしい話なのだが、この2つは同じコインの表と裏みたいな関係。どちらも、世界中で異常気象を起こすことに変わりない。

でも、専門家がよく挙げる「異常気象の原因」には、もうひとつある。それが、「偏西風の蛇行」。





上の図が、地球規模での空気の流れ。そもそも、こんな空気の流れが起きる最大の原因は、南と北とで、空気の温度が違うこと。南で温められた空気は軽くなり、北で冷やされた空気は重くなる。それが原因で、南と北では、気圧が違います。水は、高いところから低いところに向かって流れる。同じように、空気も気圧が高いところから、低いところに向かって流れます。こういう、南北間の温度差による空気移動に、「地球の自転」というヒネリによる東西の動きが加わる。この2つが解れば、地球規模の気流が見えてきたも同然。
 
赤道の近くでは、「貿易風」が吹いている。これは、もともと赤道に向かって吹く北風なのだが、地球の自転のおかげで、東から西へと斜めに吹いてます。

それに対して、日本やヨーロッパなどがある中緯度エリアでは、「偏西風」が吹いている。これは、もともと北極に向かって吹く南風なのだが、地球の自転のおかげで、西から東へと斜めに吹いてます。

(↑これは、北半球の場合。南と北の関係が、南半球では逆になります)。

おもしろいのは、同じ「地球の自転」が原因なのに、貿易風は東から西へ、偏西風は西から東へと、風向きが逆になっているところ。

不思議な話なのだが、原理は単純。というのも、地球は、一日24時間で自転している。赤道も、温帯も、北極も、みんな同じ地球上にある。だから、みんな一緒に、仲良く一日24時間でクルッと一回転しています。

でも、同じ「24時間で一周」といっても、一周するときに移動する距離が違います。赤道の周囲は4万キロもあって、とても長い。それにくらべて、北極の近くは、一周するといったって、たいした距離じゃありません。それはやっぱり、地球が丸いから。このため、同じ24時間でも、北極はゆっくりと回っているのに対して、赤道はものすごい速さで回っています。だから、遠心力で、赤道の方がちょっとふくらんでいる。これが、「地球は、球体ではなく、楕円形なのだ」と言われるゆえん。
  
日本から、赤道に向かって飛行機でまっすぐ飛ぶとする。飛んでいる間にも、地球は自転している。同じ自転でも、日本と比べて、赤道のあたりは、ものすごい速さで回っている。このため、日本から見ると、飛行機は地球の自転に遅れて、ズルズルと西に流されているように見える。
 
逆に、日本から、北極に向かって、飛行機でまっすぐ飛ぶとする。飛んでいる間にも、地球は自転している。同じ自転でも、日本と比べて、北極のあたりは、ゆっくりと回っている。このため、日本から見ると、飛行機は地球の自転に先んじて、スイスイと東に進んでいるように見える。

ざっくりと言えば、これが、貿易風が東から西へ、偏西風が西から東へ吹いている理由ということになる (こういう、地球の自転によるズレを、『コリオリの力』と言います)。

貿易風と偏西風こそは、地球の大気を循環させる、最大の空調システム。ゆえに、この2つの流れがおかしくなると、地球全体の気候が狂ってくる。

早い話が、貿易風の流れをおかしくしているのが、「エルニーニョ現象」や「ラニーニャ現象」。偏西風の流れをおかしくしているのが、「偏西風の蛇行」ということになります。

「偏西風の蛇行」というのは、その偏西風がまっすぐ進んでくれればよいものを、南に行ったり、北に行ったり、蛇みたいにクネクネと曲がって進む現象。これが起きると (正確には、いつもよりひどくなると) どうなるか。

南の熱い空気が、まちがって北に行ってしまったり、逆に、北の冷たい空気が、まちがって南に行ってしまったりすることになる。北欧に熱波が来て、「こんなに暑いの、初めてだ」と北欧人がビックリしたり、南米に寒波が来て、「こんなに寒いの、初めてだ」と南米人がビックリしたり・・・といった現象が起こる。

それだけではない。同じ緯度でも、暑いところや寒いところ、ムラができてしまう。今年の冬は、北米の東海岸に史上最大の寒波が到来し、ニューヨークやワシントンが雪に埋もれた。その一方、皮肉なことに、冬季オリンピックが開催された西海岸のバンクーバーは記録的な暖冬で、スキー場に雪を運び込むハメになってしまった。こういうマダラ現象も、「偏西風の蛇行」として説明されます。気象庁いわく、

>モスクワで38・2度(7月29日)、北京で40・6度(同5日)と異常高温を記録した原因としては・・・(中略)・・・欧州からロシア、東シベリアでは寒帯地域の上空を流れる偏西風(寒帯前線ジェット気流)が北に蛇行、中国北部周辺では亜熱帯地域の上空を流れる偏西風(亜熱帯ジェット気流)が北に蛇行した。日本の梅雨明け直後の猛暑も中国北部周辺と同様、亜熱帯ジェット気流の蛇行が原因と考えられる。


では、なぜ偏西風の蛇行が起きるのでしょうか。

それはやっぱり、地球は広くて、いろんなところがあるから。海洋もあれば、陸地もある。ゆく手には、険しい山脈も立ちはだかっている。特に北半球には、ロッキー山脈やヒマラヤ山脈、チベット高原といった大山脈がそびえ立っています。同じ太陽の光を浴びていても、いろいろと条件が違うので、暑いところや寒いところと、温度にムラができてしまいます。空気の流れは、温度に大きく左右される。これが、気流が渦を巻いてしまう最大の原因らしい。

「なぜか、今年はペルー沖の海水が、いつもより温かい」というのが起点になって、世界中に異変が広がる「エルニーニョ現象」と同じく、「偏西風の蛇行」がいつもよりひどくなるのも、やっぱり、どこかの空気か海水の温度がおかしいからと考えられます。

そんなこんなで、要するに、今年は地球全体で大気の循環が狂っているということ。大気だけではない。海洋の循環も狂っている。そもそも、何が原因で、こうなったのか。やっぱり、究極の原因は、地球温暖化なんでしょうか・・・?
  

アースチェンジ情報の宝庫 → にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ 
   

ラニーニャ現象 気象庁が厳しい残暑を予想 ~ 異常気象・日本編

2010年08月11日 | 異常気象
 
一昨日の雨で、やや一服した暑さ。でも、気象庁の発表によると、今年の残暑は厳しくなりそうです。というのも、南米ペルー沖の海で、またしても「ラニーニャ現象」が発生しているからだそうな。

南米の海と言えば、フンボルト海流だろう。南極で冷やされた海の水が、南米大陸の西海岸に沿って、赤道方面へと力強く北上する寒流だ。南極の氷で仕込まれただけあって、フンボルト海流の水は、とても冷たい。
 
かつて、「南太平洋のイースター島にある謎の巨像・モアイを作ったのは、南米ペルーからイカダで海を渡ったインディオの子孫なのだ」という説を唱えたのは、かの高名なる人類学者・ハイエルダール。「そんなこと言ったって、イカダで太平洋を渡れるはずがないじゃないの」と皆から言われて怒ったハイエルダールが、本当にイカダの「コンチキ号」に乗り、釣った魚を食べ、雨の水を飲みながら、何ヶ月もかけて大海を渡ってみせたエピソードは有名だ。でも、現実には、イカダで南米の西海岸を漕ぎ出そうものなら、たちまちフンボルト海流につかまり、赤道方面に押し流されてしまう。ハイエルダールも、実は沖まで軍艦に引っ張ってもらって、フンボルト海流を越えてからイカダ航海を始めたのだ。そのくらいパワフルな海流が、この海域を流れている。
 
そんな南極仕込みの冷たい水が勢いよく流れているのだから、沿岸への影響が大きいのも、うなずけるというもの。赤道に近いガラパゴス諸島でさえ、熱帯のほかの国々と比べたら、「涼しくてしのぎやすい」という。おかげで、南洋の孤島の住人たち、リクガメやイグアナたちもホッと一息だ。ここは珍しい動物が多いので、ダーウィンが進化論のネタを調査したことでも有名。でも、いいことばかりではない。問題は、水が冷たくて、蒸発しないこと。やっぱり、海から水が蒸発してくれないことには、雲ができなくて、陸地に雨も降らないのである。実際、沿岸にあるチリのアタカマ砂漠では、「何十年もの間、一滴も雨が降ったことがない地域もある」と言われるほどの乾燥地帯が広がっている。
 
話が脱線してしまったが、要するに、海水の温度は、それほど気候に対する影響が大きいということ。地球で一番広い太平洋の、赤道付近の海が、常に世界の気象関係者の注目のマトになっているのは、そのためだ。もちろん、日本の気象庁も注目している。このあたりの海水の温度を、いつも測って発表している。
 
南米ペルー沖のような赤道直下の海では、強烈な太陽の光がさんさんと降り注いでいる。陽射しで暖められた空気は、軽くなって上空へと向かう。これが、空気の循環の始まりだ。ここで起きた上昇気流は、そのまま上空に留まっているわけにもいかず、他のどこか(赤道エリアほどには陽射しが強くないところ)に流れて下降気流となり、また落ちてくる。ヤカンを熱したときの、中の水と同じように、空気はグルっと対流して、元に戻ろうとする。

でも、残念ながら、空気がまっすぐ戻ろうとしても、元の場所には戻れない。それは、地球が自転しているから。空気が上がったり下がったり、モタモタしている間に、地球は自転してドンドン先に進んでしまう。置いてきぼり(?)を食った空気は、ズルズルと横に流されていく。このため、赤道付近では、風がいつも東から西に向かって吹いている。これが「貿易風」と呼ばれる、地球規模の気流。大昔のアラビア人が、はるばるインドや中国まで船で貿易できたのも、この貿易風に乗って帆をふくらませてきたおかげだという。ありがたや・・・合掌。
 
でも、赤道エリアといっても広い。海洋もあれば、陸地もあり、条件は一定でない。問題がよく起きるのは、南米ペルー沖の海 (太平洋の東側)。なんと、このあたりの海は、なぜか、いつもより水が温かいときもあれば、水が冷たいときもあるというのだ。原因は定かでないのだが、ペルー沖の海水の温度が高いときは「エルニーニョ現象」、逆に、温度が低いときは「ラニーニャ現象」と呼ばれる。ここで狂った空気の流れが、貿易風に乗って地球を巡り、毎年のように世界中の気候に大きな影響を及ぼしているから厄介だ。




↑エルニーニョ現象のときの太平洋 (赤いところは、いつもより水温が高い)

 
それにしても、エルニーニョ現象が起きると、どういうことになるのでしょうか。

太平洋の東側で、温かい海水に暖められた空気が、赤道の太陽でますます暖まり、上昇気流になってドンドン出ていってしまう。その分、このあたりの空気が薄くなる(低気圧)。このため、太平洋の西側から、東に向かって空気が流れ込もうとする圧力が生じる。それが、地球の自転のおかげで東から西に向かって吹いている貿易風とぶつかって打ち消し合うことになり、結果として貿易風が弱まってしまう。ラニーニャ現象の場合は、それとは逆のことが起きる。

ややこしい話は専門家にオマカセするとして、要点だけをまとめると、エルニーニョ現象が起きれば、貿易風が弱くなり、ひいては地球規模で空気の流れが弱くなる。ラニーニャ現象が起きれば、貿易風が強くなり、ひいては地球規模で空気の流れが強くなる。もっとも、空気だけでなく、海水の対流にも複雑な影響を及ぼすので、さまざまな地域でいろいろな現象が表れる。これについては、専門家でも一概には言えないようだ。




↑ラニーニャ現象のときの太平洋 (青いところは、いつもより水温が低い)
 
  
どうやら、この夏は「ラニーニャ現象」が起きているようだと、気象庁は発表した。つまり、今は、ペルー沖の海水がいつもより冷たい。これが巡り巡って日本の残暑を厳しくするというのだから、「風が吹いて桶屋が儲かる」みたいな話だ。結果的に、熱帯から気団がせり出してきて、遠く離れた日本にまで熱い空気がドンドン流れてくるという寸法。

ちなみに、気象庁によれば、「ラニーニャ現象が発生すると、冬は寒くなる傾向がある」という。おそらく、大気の流れが良くなった分、冬はシベリアから冷たい空気が流れてくるからだろう。

異常気象の影響もあって、野菜の価格がますます上がっている昨今。猛暑と干ばつに悩むロシアはさらに小麦の生産予想を下方修正し、「穀物価格の上昇が、デフレを止めるんじゃないか」なんて声まで出始めた。

世界各国で非常事態宣言が乱れ飛んでいることを思えば、まだマシな方とは言うものの、世界的な異常気象の影響は日本にもビリビリ来ている。どうやら、これから先もますます大変なようですな・・・。

(図表は気象庁の資料より)

アースチェンジ情報の宝庫 → にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ 
   

世界中で大洪水が頻発 ~ 異常気象 2010

2010年08月08日 | 異常気象

世界中で、すさまじい洪水が起きている。

中国では、甘粛省チベット族自治区で、豪雨のため大規模な土石流(地滑り)が発生。死者と行方不明者が合わせて数千人に達した。土砂崩れで川が埋まってダムになり、たまった水が溢れ出して大洪水になってしまった。甘粛省といえば、中国の内陸部で、険しい山脈に南北をはさまれた谷間が千kmにわたって延々と続く地域。シルクロードを通って西域に向かう人々が中国を出るには、ここを通るしかなかったため、古来から「回廊」と呼ばれてきた。そんな辺境の田舎で「四万五千人が避難」するとは、被害がどれほどの広範囲に及んでいるのか想像もつかない。常に洪水の危機と隣り合わせにある南部の長江流域ならともかく、こんな地域にまで水害が広がっているとはオドロキだ。

大雨が続いて、全国的に洪水が頻発している中国。特に南部では、数億人が水害に見舞われている。春先までは干ばつに悩まされていたのに、五月からは一転して大雨という事態に、気候担当の政府幹部は、「2010年に入って以来、中国では、極端な気候が常態化した」という異例のコメントを発表した。

全国的に懸念されているのは、ダムの決壊だ。世界最大級の川・長江をせきとめて造った三峡ダムで、七月には史上最高の水位に達したことが報道された。南部だけでなく、東北部(満州)でもダムが決壊して、すでに大きな被害が出ている。

東アジアの梅雨どきは過ぎたが、秋には台風シーズンがやってくる。当局も警戒を強めているという。

かと思うと、インダス文明の発祥地・パキスタンでも大洪水が起きている。戦乱が続くアフガニスタンに近い北西部で、大雨が降っている。洪水による死者はすでに1600人を突破し、さらに増えている模様。水害による被災者は1500万人に及んでいるというから、これまた想像を絶するスケールだ。雨期と乾期の差がハッキリしているとはいえ、もともと乾燥気候に属するパキスタンでは、史上に前例のない規模の水害だという。

世界的な洪水は、意外な地域にも飛び火した。今度は、ドイツやポーランドで大雨が降り、川が溢れて被害が広がっている。

日本でも、七月の梅雨の末期はひどいことになった。でも、世界はもっと凄い。どこまで続くのか、この「水攻め」・・・。


アースチェンジ情報の宝庫 → にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ 
   

異常気象が連鎖するロシア

2010年08月08日 | 異常気象

日本も暑いが、もっと凄いのはロシアだ。もともと寒い極北の国だけに、突如として訪れた赤道直下の熱帯国みたいな暑さで、パニックになっている。

連日、気温が35℃にも達する猛暑で、水浴中に死亡する人が急増し、千人を大きく突破。

暑いだけでなく、雨も降っていない。ロシアは小麦の世界貿易の一割を占める大生産国だが、干ばつの被害で不作が予想され、穀物輸出を一時禁止する措置が発表された。この影響で、小麦の国際相場が二割も急騰するなど、先物市場にも影響が起きている。

しかし、もはや、それどころではなさそうだ。ロシアの国土を覆う森林や、泥炭地で火災が起き始めた。広大な大陸の各地で一斉に火の手があがり、577ヶ所に広がった。火災は驚くほど広範囲に及び、各地で非常事態宣言が出ている。

もうもうと吹き上がる煙は、首都モスクワの空を覆っている。「煙がジャマになり、300メートル先までしか見えない」というほどの視界不良に、空港では、飛行機の欠航が相次いだ。アメリカ国務省がモスクワへの渡航を差し控えるよう警告を出したのに続き、ヨーロッパ各国の政府も渡航の自粛を呼びかけている。赤の広場も煙で真っ白になり、マスク無しでは街中を歩けない状態だという。各国の大使館員が一時帰国するなど、モスクワから脱出する人が続々と出始めた。

心配なのは、原子力発電所への影響だ。ロシアの西部の森林には、チェルノブイリ原発事故で撒き散らされた放射能が、二十年以上たっても残っているという。あのときは、放射能が欧州各地の上空に広がり、世界的な話題を呼んだものだ。

この件は、精神世界関係者の間では、別の意味でも話題になった。というのも、聖書の黙示録に、「にがよもぎ」という名の星が落ちてきて、世界中の川の水が苦くなった・・・という記述があるのだが、なんと、「にがよもぎ」は、ロシア語で「チェルノブイリ」を意味するというのだ。今も記憶に新しい、預言マニアなら知らない人はいないほど有名になったエピソード。確かに不思議な話ではある・・・。

そんなチェルノブイリ原発事故。いまだに放射能が残っていること自体が驚きなのだが、専門家は、森林火災で上がった煙に乗って、その残存放射能が世界に広がることを懸念しているという。

もっと怖いのは、「今も稼動中の原子力発電所に燃え移ったら、どーなるの?」ということだろう。この調子では、いよいよ人類の頭上に、「にがよもぎ」が落ちてきそうな勢いだ・・・。


アースチェンジ情報の宝庫 → にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ