カウンセラーからのアドバイス 74回

　　　　☆　清く正しい完全武装タイプ
「絶対に嘘をついてはいけない、他人には親切にしなければならない」
と育てられて、そのように生きていたら人間関係がうまくいかない」と
先日相談に来た女子大生がいました。
　心が清く正しく曲ったことが大嫌いで、責任感が強い、人間的には
素晴らしい人でも、そんな人はちょっと敬遠したくなるタイプですので
友人ができないのは当然かも知れません。
　またまったく嘘をつけない人も、ある意味では思いやりがなく、心が狭い
人ではないでしょうか。すべてに完璧を求める人は、自分にも他人にも厳しく
周囲を疲れさせますので、「自分の尺度の七・八％で良い」と、多少融通性を
持つように心がけてはいかがでしょう。
　ことに家庭内にそんなタイプの人がいると、多分家庭は憩いの場ではなく
ストレスの温床になるでしょう。一言で申し上げると「清く正しく、また
パーフェクトなだけがベストではない」と言うことです。
　カウンセリング・ルームを訪れる人の一部は、実はこんなタイプです。
　　　☆ 人間的な魅力とは
　清濁併せ持ち、短所や長所があってこそ、人間的な魅力を感じます。
また恥をかきたくないからと、自分をいつも抑えているのもストレスが
溜まりますし、多分そんな人とは、表面だけのお付き合いしかできない
人でしょう。いつでも「常識、ふつう」を基準にしたり、他人の目を気に
したり、社会的地位、年齢などを引きずって生きているだけでは、つまら
ないのではないのでしょうか。ときには何もかも忘れて、子供のように
無邪気に心ゆくまで好きなことに浸りきる、そんなゆとりや、満足感などが
あってこそ、視野も広がって、創造性やひらめきの元となり、また他人にも
寛容になれるのでしょう。そしてそんなひと時を持てる人が、人間的な
魅力を発揮するのではと思います。
　わたしはアルコールが大好きでお酒が入ると、どうも人格が変わるよう
ですが、それも自分の一部分と認めています。
　そして余程他人に迷惑をかけない限り、後悔や反省はしないようにしています、だから人生楽しいのかも知れません。
　　　☆ こんなタイプがお勧め
　もしもあなたが「自分は真面目過ぎて疲れるな」と感じたら、周りにいる
明るくて元気で、少々おっちょこちょいだけど、デリカシーがある人と
お友達になっては如何でしょうか？
　すると、もしかして「人間的な魅力とはこんなものだ」と、感じる
かも知れません。これはカウンセラーとして、お勧めしたいと思いますが
試してみる価値はあるかも知れませんよ。
　わたしの独断と偏見では、好きだなと感じる人は、前述のタイプで、少し
抜けている可愛げのある人です。
　あんまり素晴し過ぎる？（大昔会ったこともありましたが）人には、魅力を
感じず、ちょっと友達にしたくないな、と思うのは多分わたしだけではない
でしょう。もしかして、人間的魅力とは、傍にいても疲れず、ホットできる
人かもしれません。
　余談ですが資料のためわたしが集めた、「どんなタイプの女性が好き？」と
男性三百人を対象にしたアンケート調査では、「一緒にいて疲れず、明るい人」
がダントツでしたが、これは男性に限らず一般論だと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　能里子

自然災害にいつも感じること

　　　☆ 落ちていたラ・フランス
　昨日の読売の新聞朝刊に、間もなく収穫期を迎える山形県天童市の
「ラ・フランス」が落下した写真が載っていた。
先日わたし達夫婦は山形県で観光したが、そのときたわわに実っている
「ラ・フランス」を見たが、その時傍に落ちていた実を触って、その
ズシリとした重さに驚き、「こんなに重たい実がなっているのが、信じられ
ないくらい不思議、もしも強風がきたらひとたまりもないね、大分以前も
青森でリンゴがたくさん落ちて、気の毒だったけど」などと話した。
　それから、毎日丹精し収穫を楽しみにしているとき、台風がこなければ
いいわね、もしも来たら大変で、せっかくの苦労が水の泡になってしまうし
それにしてもいつも自然と対峙している農家の人は、本当にご苦労様だと思う。
と話していたばかりだったから、新聞の写真に胸が痛くなった。
　千葉県でも収穫マジカの梨がたくさん落ち、約１億円の損害だそうだが
本当にお気の毒だと思う。
　
　毎年訪れる台風の被害は本当に莫大だが、東京は今まであまり被害がないが
台風だけではなく地震もあるので、これからはどうなるか全くわからない。
　わたしは生まれてからまだ一度も台風の恐ろしさを知らないし、年上の夫も
同じようだ。
　それに我が家はビルのためか、強風も大雨も余程でなければ感じないのは
人一倍臆病なわたしにとっては有難いことだ。
　それにしても、毎年台風によって尊い命や、かけがえのない財産を失う
お気の毒な方々も大変多い。
　また山崩れや、土砂崩れなどの他に、河川が氾濫したり、道路や橋なども
破壊されることも度々ある。宇宙開発がドンドン進む現代、それら最先端の
科学や技術を総結集しでも、自然の猛威にはまったく抵抗できないのは
何故なのだろう？と、思うのは多分わたし一人でないはず。
　毎年さまざまな被害を及ぼす避けられない天災を、何とか対応する方法は
ないのだろうか？と考えさせられてしまった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　能里子

嵐も過ぎて

　　☆ 久しぶりの自主研
　夜中から嵐のため大雨が降り、明日のＲ大自主研究会はわたし達
の担当のため、出席者が少ないのではないかと、心配で仕方がなかった。
でも朝になってだんだん静かになり、わたしが家を出る頃には、
もう太陽が顔を出していた。早めに行ったのにもう何人かきて、会場の
セッティングをしている、本当にみんな良い人達ばかりだ。
　久しぶりに会ったクラスメート達は、みんな元気そうで懐かしい。
午前の運動が終わり、おしゃべりしながらお昼を食べる。
　すっかりお天気になり、これなら出席する人も多いだろうと安心。
役員としてはそれが何より気がかりだが、会場がだんだん一杯になり
ホットする。いよいよ15分前、肝心の講師がまだ来ない。
　わたし達はその先生に二年間指導していただいたが、時間にルーズ
で、もしも遅刻をしたらと、わたし達は気がきではなかった。
　会場は二階なので、玄関まで何人かが階段を上がったり、降りたりして
「まだ来ない」と、イライラしたり、心配したりした。
普通ならば打ち合わせや準備などもあり、30分前が常識だと思う。
　
この講演のために役員たちが、何度も打ち合わせに行って、できるだけ
受講者に好評のようお願いしているのに……。
　5分前到着。わたし達はホッとすると同時に顔を見合わせたが、なぜ
こんなにギリギリに来るのだろう？信じられないが、遅刻ではないが
毎度のこととは言え、少々呆れる。でももう一つ心配した途中で退席
する人も少なく、一応無事終了しホッとする。
　その後先生を囲んで打ち上げをしたが、わたしはしらけていた。
面と向かってそのことを誰も言わなかったが……。
　後の二次会でそのことで、いろいろと批判や批評が出たが、それは別
として、美味しいし焼き鳥でアルコール、コミュニケーションはとても
弾んだ。やはり二年間学んだクラスメート達は、価値観も似ていて
最高に楽しかった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　能里子

能里子のワンポイントアドバイス 15回

　☆「有難う」と「ゴメンなさい」はすぐその場で
　素直な人はこの言葉をすぐに言葉に出せるようです。先日電車で座って
いた時、本を読んでいたわたしは、足を出していたわけではないのに
なぜか足を踏まれました。痛くはなかったのですが、びっくりして
見ると若い男性が「ごめんなさい」と丁寧にあやまりました。
　「いいえ」とわたしは答えましたが、その瞬間大分以前ハイヒールで
涙が出るほど痛くわたしの足を踏んだのに、知らん顔していた小憎らしい
女を突然思い出し、それに比べたら、今の男性は何と感じが良いのだろう
と、ちょっと嬉しくなりました。
　たとえ踏まれても相手が一言「ご免なさい」と言ってくれたら、多分
痛みも半減したかも知れないのに……決して執着心があるわたしではない
のに今でも忘れられないのは、余程腹が立ったからでしょう。
　また「有難う」も同じですが、他人に親切にされても、知らん顔をして
いたり「あ・どうも」の一言で済ます人も、大変失礼で感じが悪いものです。
　お礼を言ってもらうためにした行為ではないとしても、黙っていられると
大変不愉快に思うのが人情でしょう。
　また自分が明らかに悪いと分かっていても、素直に誤れない人も、逆に
それらがもしも自分の立場であったら、と考えてみてはいかがでしょう。
　すると、その不快さがきっと理解できると思いますよ。
「有難う」や「ご免なさい」がすぐに言えない人は、ハッキリ言って可愛く
ないタイプの人です。その一言が言えないのは、シャイならまだしも、別に
言う必要がないと感じるのは「心の機微に鈍感」で、感謝の気持ちがない
人であることは多分間違いないと思いますが、あなたはどう感じますか？
　人間関係の最も基本的な、この二つの大切な言葉は「感じたら瞬時が
ベスト」であることは、言うまでもありません。
　すべての人間関係が良い人は、いつでも素直に表現できる人です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　能里子

昔を思い出して

　　　☆ 久しぶりの取材
　先日はある雑誌から取材依頼がありました。最近ほとんどなくなったのは
時代の趨勢と、ふつうならとっくに引退しているはず年齢だからでしょう。
　その日は男性編集者とライターの女性でした。写真を撮りたいとご要望が
ありましたが、わたしはルックスに自信がないため、実は写真は好きで
はありません。そのためもう大分以上前から、取材用の写真を撮影して
あり取材先がよければ、それを使用して貰ってるので、カメラマンは同行
しませんでした。
　最近はメンタルなものばかりになりましたが、昔はヨーガや、シェイプ
アップなど、実にさまざまで面白かったです。
　それらはほとんど写真撮影があるため、大変大がかりで、ことにテレビの
場合は二階のスタジオまで太いケーブルを引き、大きなカメラで何人もの
人が来て、何事が起きたのかしらと思うほど、大変仰々しかったです。

　またメンタルの面の取材でも、動きや表情を撮りたい場合には、
カメラマンに必ず助手が同行しましました。スタジオの前面や則面は
鏡ばりですので、大きな白い布地でその鏡すべてを覆って、傘のような
ものを使い、カチャ、カチャと何枚も何枚も撮りました。
　その頃はレオタードが流行っていて、今思うと恥ずかしいけど、そんな姿で
取材を受けた事もあったっけなどと、大昔を思い出してしまいました。
　それにしても月日の流れは、決して逆らえない老化というものをわたしに
経験させてくれましたが、でも今の年齢も好きだと思えるのは、それなりに
幸せですし、少しも無駄がないと思えた月日を生きてこられたからでしょうか。
　そう考えると、宿命と言われるさまざまな不平等の中で、唯一つだけ神様が
賜えて下さったかけがえのない時間を、これからもわたしなりに燃焼して
生きていきたいと感じたその日でした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　能里子

ミステリーツアーに参加して

　　　☆ これで利益があるのかしら？
　ある日「ミステリーツアー参加者募集」の新聞広告を見て「面白そう！」
感じ、スケジュールをチェックし、この日ならと大丈夫と夫と相談し
申込ましたが、案外楽しかったのでご紹介しましょう。
　帰りに添乗員に聞いたら「今月イッパイ催行する」ということでした
ので、行先も宿泊地も、観光した場所も言わないことにしましたがでも結構
楽しかったです。個人旅行が多かったわたし達は、ツアーに参加するときは
いつもワンランク上でしたが、それにしてもこの旅は大変リーズナブルだと
思いました。参加者は老若男女合わせて４５名、バスは満員でした。
　ある高原に泊まりましたが、ホテルもまあよかったです。

　また早朝夫と散歩しましたが、空気が澄んで爽やかで、わたしは深呼吸
しながら歩きましたが、とても気持ちよかったです。
　またいろいろなお花が咲いていて、ことに小さく可憐なあけぼの草や、
白い初雪草が印象的でしたが、花好きのわたしはとても楽しみました。
　食事も贅沢とは言えませんが、値段の割には大変良いと思いました。
わたし達は羽田から出発しましたが、その航空運賃程度の費用で、四食付き
で、果物狩りなど五か所も観光したのですから……。
　でも、「行先はどこかしら？」「どこに泊まるのかしら」と、想像するのは
とても楽しかったです。唯ある程度体力がないとダメだなと感じましたが。
　家を出たのが前日の午前十時少し前（かなり余裕をとって）帰ってきたのが
次の日の午後五時十五分でしたので、わたしは全く疲れませんでした。
　ときにはこんな旅も面白いなと感じました。
家に帰ったら、可哀そうにスタジオの入り口の鉢植えの花が萎れる寸前でした
のでわたしは「ごめんね」と謝りながら急いで水をやりました。
　そして同じ咲くにも、空気がきれいなところと、都会では随分条件が
違うと思い我が家のお花達が気の毒になりました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　能里子

9月２日 日曜日

　　　☆ わたしの一日
　なぜか夜中に目が覚めて眠れなくなり、起きてブログの後半を書く。
　「カウンセラーからのアドバイス」も、７３回になったが、我ながら
よく書いたと感心する。かなり長文だったので前日は前半を書いてあった。
　２時半に起きブログを書きあげ投稿し、その後執筆中の本の原稿を書き
気がついたら、時計は4時半になっていた。
　ベッドに入りいつものレッスン３０分。　その後７時近くまでうとうと。
今日の予定はスタジオのヨーガレッスンと、カウンセリング３時間。
　京都から読者が来る予定だ。今日もかなりハードな日だ。
　その後スタジオで自分のためのトレーニング。
前日ウオーキングの会の下見のため、登山ウオーキングしたのがこたえ
ふくらはぎが痛くて、つま先立ちのバックウオーキングができない。
　わたしは自分のための特別プログラムがあるが、その中には特殊な
ウオーキングが４種類あるが、それは足腰のためだけではなく、感覚も
同時に訓練できる方法だ。神経を酷使する心理療法をいつまでできるのは
わたしが体を絶えず過不足なく鍛えているからだと思う。
多分それを続けていなければ、この仕事は継続できなかっただろう。
加速度する老化と付き合いながら、精神力を培ためには、やはり心身
両面のレッスンが大切だ。
　ヨーガ・クラスは、有名な８３歳の大女優のＫさんも来た。
３０年以上熱心に通ってくる彼女のために、わたしはスタジオを続けて
いるのかもしれないが、頭が下がる思いだ。
　　　☆ 一所懸命書いた原稿が消えた！　
　ヨーガ・レッスンが終わり、食後カウンセリングまでの２時間、何とか
今日中に入稿したいと、せっせつと原稿を書きメールで送りホットした。
　その後すべての仕事を終わりＰＣを開いたら、編集者から「原稿有難う
ございました。でも添付資料が開けません」と返信が来ていた。
　新しいＰＣは以前のものは変換しなければダメなので、すぐに変換し
送信しようと思ったのに、ファイルに保存した一本がない！
　　まさかと思ってごみばこを開いてもない！こんなことってあるのだろうか。
　何だか泣きたくなるような気持ちだ、新しいＰＣなのに……
今朝起きてすぐ探したがやっぱり見つからない、もう一度書かなければな
らないがもう諦めよう。朝からＰＣの調子がよくない。ああ！？
　今日は夫とミステリーツアーへ参加する。羽田から発つ一泊の旅だ。
どこへ行くかわからないエキサイティングな旅を、何もかも忘れて
楽しんでこようっと！明日はお休みしますがよろしく。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　能里子

カウンセラーからのアドバイス ７３回

　　☆ホンネとタテマエの使い分け
　わたし達の心の中には、本能的（たくましく生きるため）な自分と、理性
的な（かしこく生きるため）の自分の、二人が住んでいます。
　本能は食欲や性欲、運動や睡眠など生きていくために不可欠な要素ですが
精神的には自分の嘘偽りのない正直な気持ちで、怒りや自己主張など
自分の正直な気持ちでホンネと言えるでしょう。
　理性的とは、精神的なものですが、賢く生きるための、共感や協調など
の他に、物事を事実に基づいて考え、客観的に冷静に捉えることです。
　それらのネガティブな面は、忍耐や抑圧や、迎合などの、言わばタテマエ
ですが、この二人は相反する行動や考え方をし、そのため心の中でさまざま
葛藤を起こしますが、その二人(ホンネとタテマエ)を、どのようにコントロール
するかによって、その人の生き方が大きく変わってくるのです。
　　　☆ 暴れ馬と騎手
　心理学では本能的な心の働きを「アバレ馬」にたとえ、理性的な心の働きを
その馬を乗りこなす「騎手」にたとえています。
　「００をやりたい」「００は嫌いだ」という暴れ馬を、おとなしくさせようと
鞭をあて過ぎたり、たずなを締めすぎたりすると馬はすっかり委縮し、その
持てる実力を発揮できません。逆に鞭の当て方やたずなの引き方が甘いと
馬はますます大暴れになって、どうにも手に負えなくなってしまうのです。
　理想的には、騎手が上手に鞭やたずなをコントロールし、人馬一体で走る
ことですが、あなたは理性と本能的な感情のどちらを優先させているで
しょうか？でも実際の日常生活では、ホンネを理性的なタテマエでいつも
抑えつけている人が多いのです。実はカウンセリング・ルームを訪れる
人の大多数は理性的な心の働きを、最優先している人なのです。
　　　☆ ストレスの原因は
　自分の本当の気持ちを抑え過ぎたり、自己主張できなかったりすることです
が、それがあまりにも度が過ぎると、自律神経がアンバランスになり、心身症の
原因になるのです。　自律神経によってもっとも左右されやすいのが消化器系
ですが、有名なのが胃潰瘍や十二指腸潰瘍、などです。
　次に多いのが循環器系ですが、心臓神経症、過呼吸症候群などが、かなり
普遍的ま症状なようです。
「ストレスは、目から腰痛まで」と言われていますが、心と体との重要な
ルートである「自律神経のアンバランス」は、全身にさまざまな悪影響を
与えます。賢く生きるためには、一言で申し上げると「ホンネとタテマエを
上手に使い分ける」ことですので、これはカウンセラーとしてぜひお勧めし
たいと思います。あなたのホンネをチェックしましょう。
　　◆ 自己主張度テスト　小池能里子創案（無断使用を禁じます）
　　　はい２点　どちらでもない１点　違う０点　
　　1　嫌なことを我慢するのは苦手だ。
　　2　欲しいものはすぐに手に入れないと気が済まない。
　　3　好奇心が強い方だ。
　　4　調子にのると破目を外すことがある。
　　5　閃きや直感で物事を判断する方だ。
　　6　「ノウ」とハッキリ言える。
　　7　たとえ自分に不利なことでも、好きなことはやる方だ。
　　8　好きなことは深く追求する。
　　9　感情の表現は比較的ストレートだ。
　　10「嬉しい！」「素敵！」「すごい！」など簡単詞をよく使う。
６点以下少ない。7－10平均。１１－１４やや多い　１５以上大変多い。
　このテストの点数が低い人は、心ならずもタテマエで相手に合せるため、
ストレスがたまりがちでしょう。やや平均値以上で自分の気持ちに素直に
なれば、生きていくのが大変楽になるで
しょう。ちなみに設問したわたしの得点はかなり高い方なので、ストレスは
堪りません。重要なことは「自分の気持ちに正直に、且つ相手と協調する」
ことだと思います。この得点が高いと、単純かもしれませんが、比較的明るく
元気で、生きやすいと思いますが、さてあなたはいかがでしょうか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　能里子

私にもっとも大切なもの

◆時間このかけがえのないもの
　生きとし生けるものに、神様が唯一つ平等に給えて下さったもの、それが
時間です。わたしは何より大切にしているものは時間です。
　ですから他人の時間を奪うことは、絶対にしないように気をつける
のは勿論ですが、自分の時間も大切にしていますので、時間には自他とも
大変シビアで生きています。人と待ち合わるときなども、決して遅れない
ようにしています。世の中にはこの「かけがえのない貴重な時間」を無駄
使いにしている人もいますが、わたしには信じられません。
でもいつも時間に追われていては、心が枯渇しますので、ときにはまったく
時間の流れを忘れるような「ベルグソン時間」〔心の中のときの流れの濃密な
時間）を持つようにしています。
　限られた人生の中でより有意義な「ベルグソン時間」を、沢山持てた
としたら?その人の人生はきっと満ち足りたものでしょう。　
　　◆ 自己投資
　世の中にはお稽古事でも、あまり気に染まなくても「こんなに
お金を払ったのだから、途中で止めるのは勿体無い」と考え、その支払った
期間を、何とかがんばっている人もいます。
　でもわたしはそうではなかったのです。節操がないようですが、たとえ
どんなにお金を払っても、自分に向かないと感じたら即止めたのです。
なぜなら費用を無駄にするより、時間の方がずっと大切でしたから。
　自分に合わないと感じると、決して身につかないと潔く諦めました。
そんな意味では随分無駄使いをしたかもしれませんが、これも自分の未来
への先行投資と割りきりました。
　なぜなら、お金は働けばできますが、時間は決して取り戻すことができない
からわたしはいつも時間を最優先したのです。たとえそれらを途中で投げ出し
ても、実際に体験したことは、潜在意識に知識として蓄積されますので
まったく無駄にはならないと思いました。
　それまで無駄と思えたことでも、それらが知識として潜在意識に
インプットされていて、それらが必要な時に「インナー・ヴォイス」として
聞こえ、それらがヒントになり、新しい発想が生まれるのです。
　自分で言うのもおこがましいのですが、そんな意味でも割合クリエーティブ
なのでしょう。わたしが活躍していたときには、ダンススタジオや、ヨーガ
教室の経営と指導、講演、執筆、心理療法などを同時進行していました。
　それらが人並み以上にできたのは、長年の自己投資のお陰だと今でも信じて
います。そして高齢になった今も、以前より少なくなりましたが、自己投資は
欠かしていません。
　人間死ぬまで勉強すれば向上できると信じていますので、これからも
そのように生きているつもりです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　能里子