ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

春の歩行会

2015年03月25日 | えっせー
 ☆ 思いがけないお花見
 今日の歩行会は都内を歩いた。田町駅で集合した仲間はおよそ二十五人位
田町の辺りのあまりの変わりように驚いた。
 昔私はある大手企業の研修講師をしていたので、そこには研修所があって
度々通った風景とは全く違っていて、月日の流れを感じた。
 それから歩いて十分ほどの慶応義塾大学のキャンバスを見学した。
会員に慶応ボーイは二人いるが、その一人が校内を案内しながら詳しく説明
してくれた。同世代の男性だから、自分達が通っていた頃とは様子は随分違う
らしい。でもどんなものでも時の流れで,大きく変化するのは当然だろう。

 福沢諭吉邸後は福沢公園になっていたが、そこには碑が立っていた。
重要文化財である演説館や図書館なども見学したが、さすがに格式のある
重厚な趣がある立派な建物で歴史を感じさせられた。
 校内の正門に近い所で、思いがけなく満開の桜に出会えて、私はとても嬉しく
一足先にお花見をしたような気分だった。

 校内は外国人らしいグループが何組かいたが、お休みのためか学生がいない
ためか静かだった。私は歩きながらふと思い出したが、日本で初めて紳士録
を作成したのは、福沢諭吉先生だと聴いた。
 その頃最も権威あると言われていた紳士録に、私はもう随分大昔に掲載され
夫の名前や学歴まで載ったが、そのときは大変誇らしく嬉しかったのは忘れ
なかった。今は個人情報が重視されているが、あの類の分厚い紳士録は今でも
まだあるのだろうか?

 慶応大学の見学を終わり、その後綱坂を上りオーストラリア大使館のある
広い坂を下り、麻布十番を通り仙台坂を上ったが、それはとても長い坂で
上りに弱い私はちょっときつかったが、途中友人がサポートしてくれた。
 最終目的地の有栖川公園は、有名だが一度も来たことがなかったが、アップ
ダウンが大変多い公園で、都心だから仕方がないのかも知れないが、あまり
情緒的ではない。途中に池で亀が甲羅干しをしていたのが印象的だった。
 東京に生まれて育った私でも、知らない街は沢山あるが、歩行会ではいろ
いろなところを歩けるのがとても魅力的で楽しい。
 我が班の参加者は十一名、帰りに広尾でお茶をして別れたが、同じ世田谷
でも方向が違い、私達小田急線組は三人で帰ったが、それなりに楽しかった。

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