ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

優雅な日

2013年03月13日 | えっせー
 丸の内にある三菱一号美術館へ「クラーク・コレクション」を見に行った。
三菱一号館は新しい高層ビルが立ち並ぶ中にある、数少ない赤レンガの由緒ある
ビルだ。ランチを一諸にと約束したが、そこの有名なクラシカルなレストランは
予約ができず、いつも混み合うので、友人達と早めに待ち合わせて、まだ早い
時間に入った。天井がとても高く広々して、席もゆったりしている。
 良い雰囲気でおしゃべりしながら、ゆっくり食事をしてから美術館に入った。
今は「奇跡のクラーク・コレクションール・ノアールとフランス絵画の傑作」展を
やっていたが、ノアール、モネ、シスレー、マネの絵画が73点あり、日本で初公開
も何点かあるようだ。友人達とは、着かず離れずの距離をとりながら私は十分楽しんだ。
 モネの絵を見たら、パリ郊外ジベルニーにあるモネの花園を、ありありと、まざ
まざと思い出し、二度目に行った暖かくのどかなジベルニーの雰囲気、ランチした
素敵なレストランなど、まるでデジャブのような体験をした。

感覚的なわたしは、どうもふつうの人とは違うらしい。
しばらく美しい絵画を楽しんで外に出た。往きは地下鉄千代田線だったので、帰り
は明るい電車に乗りたいと東京駅まで歩くつもりだったら、途中にスカイバスが停車
していた。スカイバスは屋根がない二階建てのバスで、都内を観光するが、一度ぜひ
乗りたいと思っていたので、係の人に訊ねたら、まだ席はあると言う。
仕事があるからと言う一人の友人と別れ、二人でギリギリスカイバスに飛び乗った。
コースはいくつかあるが、どれでも良いと乗ったのは、皇居、丸の内、銀座を周る
60分のコースだったが、まるで初夏のようなお天気で、頬をなぶる風も爽やかに
感じた。見慣れた風景も高い位置で、屋根のないバスなので、なかなか面白くあっと
いう間に一時間が過ぎた。芸術鑑賞、ちょっとリッチなランチ、また思いがけなく
スカイバスにも乗れて、本当に優雅で楽しい日だった。


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