ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

春愁

2013年03月12日 | えっせー
夕方一人で羽根木公園を歩いてみた。
梅の花はほとんどが咲き終わり、梅林は一抹のある雰囲気を漂わせている。
しばらくそこをゆっくり歩きながら、ふと(今の私の心境に似ている)と思った。
長い人生ではさまざまな事があった。順風満帆というほどではなかったが
他人の目にどう移ろうが、私はいつも比較的満足できる道を歩いてきた。
家庭にも仕事にも恵まれ、健康だったし、いろいろな人に出合いサポート
され、ある一定の年齢まで確実にステップアップしてきた。
 晩年を迎えた今、まだ燃えている熱いものを抱えながら、心に去来する
ちょっとメランコリックで、寂寥感にも似たこの感情は、一体何?
それは老いていく自分への焦燥感だろうか?
何故そうなのか解らない。これから自分がどんな歳を重ねていくか興味津々
で結構面白がっているのに…
 人影がない静かな公園で、ほの暗くなっていく空を見ながらしばし考えた。

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