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観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

No.458 「ファントム」

2014年09月15日 21時37分02秒 | 過去の観劇記録
2014年9月14日(日) マチネ 赤坂ACTシアター 1階 P列 9番

ファントム(エリック)=城田優、クリスティーヌ・ダーエ=山下リオ、カルロッタ=マルシア、ゲラール・キャリエール=吉田栄作、フィリップ・シャンドン伯爵=日野真一郎(LE VELVETS)、文化大臣=コング桑田、ルドゥ警部=池下重大、ジャン・クロード=大山真志、アラン・ショレ=三上市朗、他。
原作=ガストン・ルルー、脚本=アーサー・コピット、作詞・作曲=モーリー・イェストン、翻訳=伊藤美代子、訳詞=荻田浩一、演出=ダニエル・カトナー、他。

19世紀後半のパリ、オペラ座通りの遅い午後。無邪気で天使のように美しい娘クリスティーヌ・ダーエが、歌いながら新曲の楽譜を売っていた。群集の中にいたシャンドン伯爵(フィリップ)は、彼女の声に魅せられ引き寄せられている。オペラ座のパトロンの一人であるフィリップは、クリスティーヌがオペラ座で歌のレッスンを受けられるように取り計らう。
オペラ座では支配人のゲラールが解任され、新支配人のショレが妻でプリマドンナのカルロッタと共に迎えられた。ゲラールはショレに、オペラ座には幽霊がいると告げる。そしてオペラ座の一番地下にある湖のほとりが彼の棲家で、自らを“オペラ座の怪人”と呼んでいると。しかしショレは、この話は解任された事への仕返しとして、ゲラールが自分を怖がらせるために言っているに過ぎないと取り合わなかった。ある日、オペラ座を訪ねてきたクリスティーヌを見たカルロッタは、その若さと可愛らしさに嫉妬し、彼女を自分の衣裳係にしてしまう。それでもクリスティーヌは憧れのオペラ座にいられるだけで幸せだった。
ある日、クリステスティーヌの歌を聞いたファントムは、その清らかな歌声に、ただ一人彼に深い愛情を寄せた亡き母を思い起こし、秘かに彼女の歌の指導を始める。その甲斐があり、ビストロで行われたコンテストで、クリスティーヌはまるで神が舞い降りたの如く歌った。クリスティ-ヌの歌声を聞いたカルロッタは、彼女に「妖精の女王」のタイターニア役をやるように進言する。フィリップはクリスティーヌを祝福するとともに、恋心を告白する。ファントムは幸せそうな二人の姿を絶望的な思いで見送るのだった。
「妖精の女王」初日の楽屋。カルロッタはクリスティーヌに、緊張がほぐれると言って酒盃を差し出した。しかし、これはクリスティーヌを潰すための罠だったのである。毒酒と知らずに飲んだクリスティーヌの歌声は、ひどいありさまだった。客席からは野次が飛び、舞台は騒然となる。怒ったファントムは、クリスティーヌを自分の棲家に連れて行く。それはクリスティーヌへの愛情表現に他ならなかった。しかし、それがやがて彼を悲劇の結末へと向かわせることになる……。
(あらすじは公式HPより)

初演2008年2月再演2010年11月を経て、2014年キャスト・演出を一新して三演目。
セットがね~。ちょっと安っぽいというか。せめてカーテンはちゃんと複数枚の布にしようよ…
金属パイプを組み合わせた稼働式階段はまぁいいけど。舞台奥がバルコニー状になっていて、その部分にオケピがありました。時々幕が開いてオケが見える仕組み。折角のナマオケなのに勿体無い。
エリックの秘密の森の紗幕カーテン風のは雰囲気あった。

ファントム(エリック)が城田くんになって、もの凄く若返った(笑)
そして神秘性は少なくなり、かなり「人間エリック」としての歪みが全面に出た。ヴィジュアルと仮面の似合い具合、歌もクリスティーヌに教えても大丈夫なw もう少しファントムの素敵さが欲しかったなー。
クリスティーヌの山下リオさんは、大塚千弘さんの妹さんですね。顔はちょっと小動物系… 歌声は弱いけど(幕が開いて2日目だし)前2人と比べれば及第点。
カルロッタはマルシアさんで、最初違和感があったけど、かなりトリッキーなカルロッタで納得。
オペラ座の支配人だったキャリエールは吉田栄作さんに。ええっ!歌 歌えるの~!(汗) うーんorz 見た目は完璧なんだが。
声質は城田くんと似ているのか、デュエットは馴染んでいたみたい。
シャンドン伯爵の日野さんが!う~~~ん。ゴメン拒否反応。かるいよー軽いんだよ。
池下さんの警部がなぜか松重豊さんに見えた(^_^;)←遠目。
アラン・ショレの三上さんもミュージカルか~って(謎)

今回ベラドーヴァ(エリックの母親)は山下リオちゃんが演じていて、より一体感が出た。このベラドーヴァとキャリエールの出会い、エリックの生い立ちのシーンがかなり壮大に描かれていた。エリックの子供時代を演じた子役がまた歌が上手でねー。
んでもってラストにこの母子の愛が効いてきて、ちょっとウルウル。ベラドーヴァのリオちゃんはすでにクリスティーヌで舞台上にいるので、ベラドーヴァは違う女優さんなんだけど、この人もまた歌ウマでした。

演出はオーソドックスに戻ったので安心w けっこうギャグというか笑える(?)場面もあった。
歌詞が少し変更になった様子。新曲もあったのかな?

何回観ても、どーもクリスティーヌがエリックに顔を見せて、と迫ってからの一連の流れが「ひでーな」と思ってしまふ。


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