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観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

今後の観劇予定

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No.447 「ビッグ・フェラー」

2014年05月20日 23時05分33秒 | 過去の観劇記録
2014年5月20日(火) ソワレ 世田谷パブリックシアター 1階 ●列 ●番

デイビッド・コステロ=内野聖陽、マイケル・ドイル=浦井健治、エリザベス・ライアン=明星真由美、カレルマ=町田マリー、トム・ビリー・コイル=黒田大輔、フランク・マカードル=小林勝也、ルエリ・オドリスコル=成河。
作=リチャード・ビーン、翻訳=小田島恒志、演出=森新太郎、他。

1972年、ニューヨークのアイリッシュレストランではブラッディー・サンデーの追悼集会が開かれていた。IRA(アイルランド共和軍)のNY支部リーダーのコステロ(内野聖陽)は対イギリスへの報復と組織強化への思いを熱く語る。
彼らIRAの活動家たちの隠れ家は、マイケル(浦井健治)のアパートメント。しかし活動家といっても、彼らの日常はごく普通のNY市民であり、コステロのようにアメリカンドリームをつかんだ経済的成功者もいれば、マイケルのような消防士も、警察官もいた。
アイルランドから彼らのもとにやって来たIRA兵士でお調子者のルエリ(成河)は、ある日バーで親しくなった女性をアパートに連れ込むが…。
(あらすじは公式HPより)

初日観劇。休憩15分込みの約3時間。

やはり、難しい!が先に立ちます。
が。笑いも適度にあり。

当て書きか(当て翻訳か)と思う程、全キャストがハマっています。

内野さん演ずるコステロは、“ビッグ・フェラー”に相応しい大物感がたっぷり。
2幕後半は、まさかな独白ありです。今回一人長セリフがあり、少しカミカミもありましたが…
家族の問題が絡んだからなのか、ああいう行動に出たコステロの心境の変化を、次回観劇時には注目したいです。
幕開きのキルト姿(パンフ読んで、理解しました…)は、私的にはイマイチ(^_^;)でしたが、スーツもコートも帽子もメガネもツボでした。
クマちゃん包装姿も好きですわ~ 
あ、今回も葉巻&タバコありです。それと「マッカラン」というお酒が呑みたくなる(嗅ぎたくなる?)←調べたら超高級なスコッチ・ウィスキーでしたorz

ソンハくんの訛りが素晴らしい!だんだんと訛りもなくなり、最後にはニューヨークで成功した人、みたいに。
お調子者で、クチにフタが出来ないルエリ君でした。
浦井くん!白ブリーフ&白ソックス、さらにキルト姿、最後はアンコ巻いて中年まで。
熱演でした。StarSのボケ担当とは思えないぜ!
出番は少ないですが、明星真由美さんのキレキレな感じ、小林さんの飄々としながらも狂った所、黒田さんの暴力的だけど組織には忠実な警官、町田さんのエスニックかつ謎の女。

場面はセント・パトリックデー後のコステロ挨拶、マイケルの部屋、とある美術館の3つが周ります。
マイケルの部屋は舞台奥から手前にスライドして出てきます。部屋に飾ってあるギターが、ある場面で重要な!小道具に。
部屋に飾ってあるポスター等も時代を感じさせるものです。

見終わって、結局憎しみは憎しみしか産まないのだなぁ…と。
妙にタイムリーな感覚にも陥りました。

1972年からの30年間の、アメリカ大統領とイギリス首相、さらに時代背景は予習しておくと、より深く理解できると思います。

物販はパンフのみ(1000円)←かなり詳しい用語解説などあり。
チラシ束に入っているグリーン(!)の説明書(パンフの一部転載ですが)もパンフ買わない人にとっては有り難いシロモノです。

浦井大先生の写真集もありましたw

初日らしく関係者さんが沢山いらっしゃって、観劇後の出口付近には演出の森さんがいました。