miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

今後の観劇予定

直近はナシです… コロナめ!

2007年NHK大河ドラマ「風林火山」●第44回 信玄暗殺

2007年11月04日 22時08分35秒 | ウチノなお仕事
平蔵(佐藤隆太)は宇佐美(緒形拳)の策に従い駿河へ向かった。今川家に預けられている諏訪家の遺児・寅王丸(柄本佑)に会い、武田へ怨みを抱くよう仕向けるためだった。 寿桂尼(藤村志保)は平蔵が寅王丸に会うことを許す。出家し長笈と名乗っていた寅王丸は、父・諏訪頼重が自分が家督を継ぐことを条件に切腹させられたこと、姉・由布姫が信玄の側室となって子をなした後、見捨てられて死んだことを聞かされ憎悪をたぎらせる。
甲斐へ向かうことを黙認された寅王丸は平蔵とともに出奔した。もし仇討ちが成功すれば武田の家督は今川の姫と結婚した嫡男・義信(木村了)が継ぐことになる。それが寿桂尼の計算だった。
勘助(内野聖陽)は信玄(市川亀治郎)のもとに若い僧侶が出入りしていると聞き不審を抱く。平蔵を捕らえた勘助は謀略を知り信玄のもとへ駆けつける。寅王丸がまさに信玄に斬りかからんとしているところだった。
取り押さえられた寅王丸は一度は改心したかに見えたが、義信から罵声を浴びせられ、身代わりとなった萩乃(浅田美代子)を斬ってしまう。萩乃は三条(池脇千鶴)に見守られながら息絶える。勘助は裏で糸をひく寿桂尼に対し怒りを露わにする。



あらすじ及び写真はNHK大河ドラマHPより。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

もー平蔵ったら!ヒサの言う事聞いておけば、こんな事にはならなかったのにっ!
ヒサの考えの方が余程正論でっせ。
それにしても寿桂尼の頭の回転の速さと言ったら。雪齊サマがいないのは寂しいなぁ(実際、雪齊が生きていたら、この宇佐美の策略に荷担しただろうか?)。
葛笠連中にすぐに発見されてしまう平蔵。「とんでもないことした…」と反省してるっぽいけど、結局逃げちゃうし(ていうか2人が逃がしたのねぇ)
一方勘助は四郎に軍学を教えに(秋山さんはアニメ声だね♪)。その後の酒は美味か~っ!(笑)
長笈役の柄本さんのセリフが若干気になったけど、幼い頃から寺に預けられ、俗世間を知らない朴訥さが出ていたかもね。
信玄の懐の深さが、一瞬だけれども寅王丸を迷わせた事も確か。義信さえ出てこなけりゃ案外懐柔できたかも…
萩乃さん、安らかに。
寿桂尼への憎悪をたぎらせる勘助のラストショット、血管ぶちキレとるで!

紀行では、かつて倒した諏訪頼重の墓と、武田義信の墓が並んで建立されている東光寺が。
何の因果か、同じ寺に幽閉され生涯を閉じた2人。

そして来週… おけはざまー!
ワクテカで「武者震いがするのぉっ!」

●視聴率●
15.9%

まさしく文化の日。

2007年11月04日 15時28分05秒 | その他いろいろ
昨日は朝早めに家を出て、東京都庭園美術館で「ティファニー展」を、3時からはBunkamuraで「白野」を。
これぞまさしく文化の日!
だけど、この2週間程で相当体力が落ちたようで、かなり疲れました。

久しぶりに行った庭園美術館。数年前に「ヨーロッパジュエリーの400年展」というのを見に行ったのですが、この時もメチャクチャ良かったんですわ。
今回の「ティファニー展」も行って良かった~♪
入ってすぐ、黄色い大きなダイヤに、これまたダイヤで出来ている鳥が止まっているブローチ“バード・オン・ア・ロック”がお出迎え。
あ~。キラキラして素敵っ!
直径1ミリもない程の極小パールをつなぎ合わせたネックレス、これまた細かく編まれたトンボ型ブローチの羽など、ため息漏れまくりです。
特に初期の作品は今でも通用するデザインで、私は現代のアーティスティックな作品より魅力を感じました。
ルイス・C・ティファニーの自然回帰な花のモチーフは良い!
今回もイヤホンガイドを借りたのですが、普通はヘッドホンタイプが主流なのですが、ここはリモコンみたいなのを直接耳に当てるタイプ。ちょっと腕が疲れました…
会場は女性が中心で(当たり前か…)、熱気ムンムンでしたよー。
建物自体、とっても由緒あるものなので、雰囲気も素敵です。

来年は「ロートレック展」へ是非とも行くぞ!!
ほかに「ムンク展」とか、なかなか面白そうな展覧会が多いですね♪

No.211 「白野-シラノ-」

2007年11月04日 15時14分35秒 | 過去の観劇記録
2007年11月3日(土・祝) マチネ 文化村ミュージアム内特設小劇場【青蛙堂】 桟敷席 2列目 シモテ端

緒形拳さんの一人芝居。
作=エドモンド・ロスタン、演出=鈴木勝秀、音楽=朝比奈尚行、構成=島田正吾、チェロ演奏=ウォルター・ロバーツ。

Bunkamuraザ・ミュージアムの出口付近に作られた、約300人が座れる位の小さく濃密な空間。
能舞台を思わせる、セットもほとんど無く、小道具といえば小さな文机と椅子のみ、という簡素な作りだが、想像力が掻き立てられる。
一人芝居を観るのは初めてだったが、緒形さんの素晴らしい芝居に魅了されてしまった。
一人で5役を演じ分け、いないけど見える、ないけど有る…
すぐそばで演じられる、緩急と強弱の効いたセリフ。これを醍醐味って言わずして何と言う?

原作の世界観を日本の江戸~明治期に置き換え、シラノ・ド・ベルジュラック=白野弁十郎(しらの・べんじゅうろう)、ロクサアヌ=千種(ちぐさ)、クリスチャン=来栖生馬(くるす・いくま)となっている。
ますますもって白野はイイ男である。ニンゲン見た目よりも中身が大事なのは当然なのだが、千種への溢れる思いを来栖の口を通して、和歌へ詠み込む、いじらしさ。
最初は勢いのある白野、後半の数十年後、晩年の白野がフロックコートで登場。来栖亡き後尼寺へ入った千種の元へ、世間の動きを知らせに通ってくる最中に、大工が不意に落とした角材で頭に瀕死の重傷を負っている所なのだが、その痛々しさと言ったら(T_T)
死が目の前に迫りながら、千種への思いが通じる場面は かなりウルウル度が上昇してしまいました。
椅子の上で息絶える白野。静かに銀杏の落ち葉がヒラヒラと舞い落ちるのが印象的。
生演奏のチェロの音色がとても心地よく、時を告げる お寺の鐘の音や、商いの声などBGMもなかなか効果的。

いや~ 今年良い舞台が多いな♪