ツールドタイランド

激しいチーム争いの中、日本の若者はものすごい粘りと根性でチーム総合2位まで浮上。
いままで日本のチームは年の選手が多い中、今回の若いメンバーに他のチームは驚きだった。その若者はチームの作戦を忠実にこなし、2日前のステージで逆転をかけて挑んだ。平塚が超級の山岳で苦しみ、もう無理だろうと思わせる中、無線の励ましのか単独追撃を成功させ頂上で先頭グループに復帰、その後は伊藤、柿沼に助けられトップ集団でゴールした。
先頭の3名の走りは他のチームからを絶賛をうける見事な走り。
昨日は内間がポイントスプリント賞の逆転をかけリーダーと戦う。ベトナムとの点数差は1点、逃せば逆転不可能になる状態で強烈なスプリンと合戦、後方でその走りを見ていて、将来が楽しみなほどだ。
未だ19歳にして、日本チームの指名を乗せた重圧に絶え、ポントリーダーから力ずくでグリージャージを奪い取った。
この勢いでスプリントジャージも奪い取ることに成功、ゴール前、スプリンターが少ない日本チームは内間にかけてゴール前を引っ張り、残りは単独でゴール狩りにでたのだ。
その後方で伊藤は確実に総合順位をあげ現在11位、キャプテンの柿沼は総合で10以内にいる。
越海は未だ経験が足らずもたついているが、うれしそうに補給を取りに来る姿が印象的だ、昨日は水のほかに食料を皆に持って行けとチームカーから指令。
しかし本人は皆の補給を自分一人で全部食べた。
この事はチームミーティングで発覚、無線がつながっているから全方の選手は食料が届くと思っていたのにこなかったので、あれと思ったそうだ。
越海は腹が減って全部いっぺんに食べましたと返答。
ましょうがしょうが無いか？
この越海、自分の自転車でレースに出ていない、俺の自転車に又だがり、あまりの軽さにびっくり、これでレース出てもいいですかと言い出した。
そこでスタート30分前に乗り換えて走っている。
おれにしても若者の食欲は凄い、夕食前にハンバーガー、カップラーメンを食べ直後にエリートライダーの3倍は飯を食べる。

暴走行為

レース中に後続グループに入ると、一般車ががんがん入ってくる。
昨日送れたグループから前に行こうとすると大渋滞、２車線が4車腺になっている。
この合間を縫って走る日本の選手を追いかけて縦横無尽に入る日本のチームカー。
自転車で間をすり抜ける選手を追走、緊張の連続と言おうか、まるで映画のワンシーン。
この渋滞の中でスピードはそれなりに出ている、目の前の車の変な動きを動物的感でよけたら5台の車が玉突き。
大きな音とともに破片が飛び散り、チームカーのフロントガラスに当たる。
選手とチームカーのカーチェスは何十分も続き遂にこの車の中を抜けたら前は先頭グループ。
もちろん日本のチームカーのみが集団に復帰、
他の国の車はこの渋滞で10分遅れでゴールに到着してきた。
それにしても車も無傷で良かった。

ボケ

何回も部屋も間違える男。
俺の部屋に来て、僕の部屋は何処ですかときた？
おいおい今日何回めだ。
自分の部屋覚えておけ？

タイ遠征

先陣を切ってアジアツアーに日本の若者が送り込まれた。
行き先はタイ王国。
バンコクかチエンマイまで６ステージ、１０００ｋｍほどを走破する。
柿沼司令塔の元、１９歳の若者達は歯を食いしばり頑張っている、熱風が吹く暑い中、レースの後半は痙攣の連続、昨日は司令塔のいる先頭グループを追撃。
攻撃の無線をうけ内間、伊藤が死力を尽くし追い上げる、だが待っていたのは試練、痙攣で内間が遅れる、ここで粘りぬいてグリープに戻ってきた、今度は伊藤が切れる、チームカーは助けることが出来ない。
内間はその間２名で先頭を追う、残り３０ｋｍ。
運が良いことに先頭がペースダウン、残り８ｋｍで集団に復帰１０位でゴール。
柿沼もトップグループ。
そして今日は１４０ｋｍを逃げて最後はつかまったが何と７位。
この粘りは凄かった。
それにしても凄いことの連続。

アジアツアー

成田は不便、午前中便に乗るために若者２人と俺で成田のホテルに泊まる。
夜飯高すぎ、大学生と安月給取りにはきつすぎやろ。
午前中便でタイに出撃。
今回のメンバーは若い、新たな試みが始まった。
若者の頑張りに期待しよう。

カニ

北の日本海から漁師が漁にでてカニを拿捕。
それを○○○兄弟が送ってくれた。
箱を開けると生きているから暴れまくり、それを熱湯に入れて料理。
美味い、さすが新鮮は違う、酒も美味い。
久しぶりに帰った所にカニを、でも１日ずれていれば食べれなかった。
夜も朝もカニ三昧でだったが食べきれず、成田に移動。
残したカニを食べつくせなかったのが残念。

８０ｋｇまでもう少し

何と７８ｋｇまで来てしまった。
今年８０ｋｇの大台まであと少し、でも何かが違う。
膝下は完全に出来上がっているのだ、それは血管の浮き上がり方。
久しぶりに選手と走った、初日は呼吸が苦しく最後はついていくだけがやっと、
でも最後まで食らいついていくことができた。
３日目になると、何と登りもそこそここなす、なんでこんなに重いのにこなす？
と言うことでこの体に科学のメスが入る。
楽しみだが体力測定の苦しみは選手時代にいやと言うほど味あっている、血管に針を入れたままの走行や、腸に体温計、水槽に限界まで沈む、エルゴメーターの限界パワー測定等で気分が悪くなり倒れこむ。
中には気絶したものもいるぐらいだ。
そして今７８ｋｇだが走行感は全然重くは無いのだ、それより脂肪が増え寒さに強くなった。

海上自衛隊

今日時間があれば海上自衛隊空挺団のヘリ見に行こうか？
でも天気が今ひとつ。
帰りの飛行機まで時間があるから天気の回復を待ってから行動を決める。
昨日は海上自衛隊の話を聞いたが国を守る厳しさは想像以上の厳しさだ。

涙

怪我は選手につき物。
その涙しかと受け取ったぞ。
待ってろよ。

ぎゃいん

腰がもう限界、そこでぎゃいんと回るようになるばいの先生の所に駆け込んだ。
元競輪選手の八尋さんとは長い付き合い。
アジアＧＩＡＮＴの時のマッサージと、キナンチームのマッサージを受け持ってもらった事がある。
その腕前は職人、この腰の痛さも直す腕前だ、だから福岡まではるばる向かうのだ。
でも痛い、でも確実に足が回る。
福岡弁も面白い。