きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

縄文タイムカプセル 北海道の世界文化遺産⑤ 高砂貝塚遺跡 再生への願い

2021-08-29 07:13:18 | 科学だいすき
縄文タイムカプセル 北海道の世界文化遺産⑤ 高砂貝塚遺跡 再生への願い
墓の副葬品として発掘された土器と石のネックレス(写真)。洞爺湖(とうやこ)町の高砂貝塚遺跡で縄文時代晩期(約2800年前)の墓から、土偶やベンガラ(赤い顔料)が入った土器といっしょに見つかりました。
同町の入江・高砂貝塚館で、土器、石器、狩猟・漁労具、土偶、装飾品などとともに展示されています。




高砂貝塚は高台の入江貝塚から歩いて10分ほどの低地にあります。
縄文時代後期(約4000年前)以後は気温が下がり、森は針葉樹が増えます。海面も数メートル下がりました。高台に住む人が減り、海に近い場所に住む人が増えます。各地でシカ猟が減り、川を上るサケが食料の中心になります。
この時期から副葬品が多くなり、墓近くに石を並べた遺構も出土しています。人びとが命の再生を願う儀式をしていたと考えられています。
(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2021年8月26日付掲載


高台に住む人が減り、海に近い場所に住む人が増えます。各地でシカ猟が減り、川を上るサケが食料の中心になります。
墓の副葬品として発掘された土器と石のネックレス。土偶やベンガラ(赤い顔料)が入った土器といっしょに。このごろにすでにベンガラが発明されていた。
気候の変動とともに、食生活だけでなく、文化も変遷するんですね。

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