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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

なぜ払わなければならない? 入学しない大学入学金

2021-05-07 07:14:51 | 政治・社会問題について
なぜ払わなければならない? 入学しない大学入学金
すべての人に学びを 署名1カ月で3万超

「これ(入学金)を払ったら、本当に入学した学校の授業料が払えなくなります」「貧富の差によって自分を磨く機会を奪われるのは理不尽だ」…。オンライン署名「入学しない大学には入学金を払わなくていいようにしてください―」に寄せられた声です。
3月19日から始まったこの署名は、1カ月足らずで3万を超え、4月末までに3万2000人近くまで広がっています。始めたのは「入学金納入時期延長を求める学生有志の会」。うち2人が4月28日、文部科学省内で記者会見しました。
「友人の妹が今年大学受験でした。滑り止めで受けた大学の入学金で親に負担をかけたくないし、行きもしないのに払うのはおかしいんじゃないか、と言っているのを聞いたのがきっかけ」と、署名を呼びかけた大学生の五十嵐悠真さん(22)が説明しました。
高校時代から、教育費の自己負担に疑問を持ちました。3万円もする指定の冬コートを、生徒会として学校と話し合ってやめさせたと紹介。「学びたいのに経済的理由で妨げられるのはおかしい。政府が予算をつけるべきで、、学生に依存するのは違うのではないか」と疑問を呈しました。糸井明日香さん(22)は大学生協連の保護者アンケートなどデータを示し、行かない大学に平均20万~30万円も支払っている実態を報告。「おかしいと思っても声を出せない人がたくさんいます。受験生や保護者の中には当たり前と思っている人もいますが、本当に当たり前なのでしょうか?」といいます。



記者会見する五十嵐さん(左)と糸井さん


署名のサイト
https://t.co/gqdaMgmRH1


コロナ禍で、オンライン授業が主流となるなか、授業料の問題が取り上げられています。「入学金は大学の入り口のところ。行きたい大学、学びたい学部学科を受験する前からあきらめさせてしまうのは、教育の機会均等にならない」と訴えました。
問題意識を持った学生がSNSなどで集まり、2月に有志の会を結成。東京にある大学の入学金納入期限を調べ、国公立大学の合格発表を待つまでに私大の入学金を支払わないで済むのが難しいことも分かりました。
オンライン署名は文科省はじめ、一般社団法人日本私立大学連盟など大学にも入学金の納付期限を3月末にするよう要望。国に対しては「入学しない学生らの入学金」なしでも大学が経営できる支援を求めます。
五十嵐さんは「入学前から既に数十万円の負担がかかることを多くの人に知ってほしい」と署名への協力を訴えました。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2021年5月5日付掲載


滑り止めに受験する私立大学の入学金の問題は、古くからの問題。
僕が大学受験した1978年春も同じことが。
滑り止めの大阪の私立大学はすんなりと合格。
その後受験する国立大学2期校、1期校。
国立大学の合格発表までに、滑り止めの大学の入学金の納付期限が来る。
僕の場合は親が頑張ってくれて入学金を納めましたが…。
結局、国立大学に無事合格出来て、その入学金は捨て金にたった次第です。


私立大学は、せめて国立大学の合格発表まで、入学金の納付を猶予すべきです。
そして国は、私立大学が入学金に頼らなくても運営できるように支援すべきです。

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