きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

6次産業って知っていますか? とる・つくる・売る一体に震災復興の取り組み

2012-05-28 22:57:57 | 政治・社会問題について
6次産業って知っていますか? とる・つくる・売る一体に震災復興の取り組み

第1次産業はいわゆる農林水産林業、第2次産業は鉄鋼、自動車、造船、電化製品、食品加工などの工場での生産、ビルや家屋の建築、道路や港湾・空港、鉄道の建設など。
第3次産業は流通・販売、サービス、旅館やバス・電車・飛行機・タクシーの運営など。


そこで質問。第6次産業ってなあに??? 
ヒント・・・ 1×2×3=6。




そうです!第1次産業、第2次産業、第3次産業のすべてをひとつの事業体がやってのけることを6次産業と言うようです。

以下、「しんぶん赤旗」日刊紙の記事よりの紹介。

とる・つくる・売る一体に 「6次産業化」で復興
津波被害の漁民組合が直売所 岩手


津波で大きな被害を受けた岩手県の漁民が漁民組合をつくり、直売を始めています。めざすのは、漁獲・加工・直売を一体的におこなう「6次産業化」です。

岩手県漁民組合の直売は、岩手県紫波町にある「産直センターあかさわ」の敷地内コンコースでおこなわれています。
「復興山田 山田漁民組合」ののぼり旗をかかげています。

直売ならでは
「このベビーホタテは酒蒸しや山菜と煮付けにするといいよ」
小さなホタテをホットプレートで蒸して試食をすすめたのは、岩手県漁民組A口山田支部の佐々木勇事務局長(62)です。産直販売を担当します。
子どもと買い物にきた女性(41)は「食べ方を教えてもらっていいですね。おいしかったので、やってみたい。前はマダラの刺し身がおいしかった。直売でないとできないですね」とにっこり。
産直センターは、同町で盛んな果物、野菜が主力です。レストランもあり、同町の農家などが運営しています。同漁民組合の直売は今年3月から始まりました。毎週1回、土曜日の午前10時からです。
遠野市のスーパーにも出荷しています。



「酒むしもいいよ」。“ベビーホタテ”の食べ方を紹介する佐々木さん(手前)=岩手県紫波町

生健会が支援
直売を仲立ちしたのは、岩手県生活と健康を守る会連合会です。副会長の村上充さんは、妻・育子さんとともに手伝います。「山田町とは交流しており、津波の避難の方も受け入れてきました。漁民の方は養殖施設や船を流された。支援のため生健会と農民連を中心に直売をやろうとなった」と、村上さんは直売コーナー設置のいきさつを話します。
漁民組合は岩手県農民連に団体加盟しています。佐々木事務局長は、「農民連にも学び、産直を広げていきたい。魚の乱獲でなく資源管理をして、加工や直売する『6次産業化』を考えている」と抱負を語ります。

冷蔵施設必要
漁場から魚介類を直売所まで運ぶには2時間近くかかります。いまは氷詰めで鮮度を保っていますが、夏場の直売には冷蔵施設が必要だといいます。
「政府は復興といっているが、具体的な措置が現場には届かない。将来を悲観して自殺する人もいる。6次産業化というなら、冷蔵ケースへの支援がほしい」と佐々木さんは語りました。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2012年5月28日付掲載



もともと、6次産業って思想はTPPのもとでも勝てる強い農林水産林業を作るっていうことで政府の肝いりで始まったと言いますがね。
それを逆手にとって、東日本大震災の被災地で「第6次産業」を活用して、被災地の主要産業・第1次産業のひとつである漁業を復興しようって取り組み。
励まされますねえ(*^^)v
コメント (2)
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