貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

まけるな一茶

2012年06月16日 | Weblog
今日は小布施に寄り小布施堂本店の昼食を予約していまーす。
早く午前中のスケジュールをこなさなくては・・・

信洲といえば、りんご ですよね。道筋にあるりんごの木にかわいらしい実が少し色ずいています。

  子林檎の葉から顔出す梅雨晴れ間



駅から歩20分、町外れの岩松院をめざします。この寺は福島正則の霊廟がありますが、目指すものは、北斎の鳳凰図と一茶ゆかりのガマ池です・・・
途中一茶が句会を開いた梅松寺があり、寄り道です。

   露草を刈り俳人をきざむ石




岩松院の北斎89歳の作品、21畳もある天井絵です。
この鳳凰は何処から見ても、見る人と目が合うという、「八方睨み鳳凰図」と言われています。

   鳳凰に北斎の力魅せられし

 

北斎はこの鳳凰に何を込め何を発信しようとしたのでしょうか?
鳳凰は中国の架空の鳥で仏典にでてくるようで、心の鳥・希望の鳥といってもよいですよね。

この鳳凰の体は松・羽には月桂樹の葉・芭蕉の葉が描かれていると説明がありました。
岩絵具は輸入もので辰砂・孔雀石・鶏冠石などの鉱石で、金箔は4400枚つかわれているそうです。

裏庭には小さな池があり、ここで詠んだ 一茶の句碑がたちます。

   やせ蛙負けるな一茶これにあり    -一茶ー

 

   蟇蛙一茶負けるなくくみ声


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