貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

遊行寺

2008年08月22日 | Weblog
              蝉時雨西日背にうけ遊行寺に

神奈川県藤沢市の時宗総本山遊行寺境内で薪能があり、鑑賞に与りました。
この寺には国宝の「一遍聖絵」の巻物があり、以前に参拝して拝見させて頂いたことがありまが、一遍上人といえば、踊り念仏をしながら念仏札を手渡した、として知られていますよね。

           蜩や背を丸くして聖像
         
     

本堂右の木立のなかに一遍上人のうつむいた像があります。         踊り念仏がこんな姿で親しまれるなんて、考えていたかしら?
薪能始まる前に、舞台中央にすすきを飾り、南無阿弥陀仏を唱え鉦をたたいて踊る(歩く)、すすき念仏がありました。

          すすき穂や踊る念仏修行僧

       

       薪能
             能   「高砂」
             狂言  「柿山伏」
             能   「班女」

途中から、蝉の声は止み風が強まり雷は轟き、篝火は渦を巻き火の粉は演者に降りかかる、雨も降りだしましたが・・・素晴らしい薪能を満悦させて戴きました。
          班女舞う野外舞台に大雷雨