貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

えんぴつで多賀

2006年07月08日 | Weblog
       蝦夷攻めは 博物館の なかで知る

画図をたよりに菅野を行くと、昔より詠む置ける歌枕、壺碑(つぼのいしぶみ)につきます。この碑は日本三古碑の一つで、聖武天皇即位の年(724年)に建てられた多賀城跡地にあります。    陸奥の国府跡地は、現在はJR利府線・東北本線・仙石線の間にあり大規模だったことがわかります。
仙石線多賀城駅で降り~東北本線国府多賀城駅で乗りました。
     
       史跡あと 歩きまわった 秋時雨

尋ねた季節は秋でした、今なら150万本のハナショウブが見られる、あやめ園があります。
ー「奥の細道」-「・・・苔をうがちて文字幽かなり。・・・石は埋もれて土にかくれ、木は老いて・・・」と書かれていますので、壺碑は放ってあつたのでしょう。(国府から東西の国境までの距離が記されています。)  
      
今は     文化財 鞘堂の中 字は読めぬ 

         

        秋寒し 土ほる音か 雨しずく 

路を尋ねる人影もなし、家もなし、休むところも無く、ただ雨に煙る丘陵と雨音をきく・・・
ここでは芭蕉の旅の感動を追体験できたように感じました。
是非もう一度訪れてみたいところです。