黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

塩キャラメルのエクレア@アンジュ

2007-10-27 | スイーツ
 カリカリに焼かれたエクレア生地の中に、カスタードベースのキャラメルクリームが入ってます。
 かかっているキャラメルの上に載っている白い粒は、ゲランドの塩(初摘み)。
 早目に食べた方が美味しいですよ~(皮がカリカリしてるので)、というオススメに従い、その帰路の電車待ちの駅のホームで食べました(←早すぎ/笑)。

 パティスリー・アンジュ:新潟(燕)


『妖怪の理 妖怪の檻』京極夏彦(角川書店)

2007-10-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
『妖怪』という言葉…その指し示す意味、そして井上円了、柳田国男らによる『妖怪』の分類の変遷。そして漫画家・水木しげるらによって形成されてきた“通俗的妖怪”の成り立ちなど、妖怪について語る一冊。

妖怪という存在についての定義など、とても興味深い内容でした。

<07/10/27>

『NO CALL NO LIFE』壁井ユカコ(メディアワークス)

2007-10-26 | 読了本(小説、エッセイ等)
伯父・佐倉の家に引き取られて育った高校生の少女・有海。今は、兄妹のように育った従兄弟の航佑と共に暮らしていた。
そんな彼女の携帯の留守電に、3年に進級した頃から小さな男の子の声で“サンタさんへの願い事”が録音されるようになった。しかも日付は何故か10年前。
航佑と共にその電話の発信元を追っていた有海は、そこで航佑の元クラスメイトである春川真洋に出逢う。
自分とどこか似ている影を持つ相手に、次第に惹かれあっていく2人だったが……

刹那的で、幼い恋に走る2人の姿が、オトナ目線で見るととても痛々しいです;
登場人物たちと同年代くらいの方が共感できるかも。

<07/10/26>

『大江戸妖怪かわら版 封印の娘』香月日輪(理論社)

2007-10-25 | 読了本(小説、エッセイ等)
妖怪たちが住まう都市・大江戸に落ちてきた、現代日本の少年・雀。
かわら版屋で記者として東奔西走する彼は、2年目の冬を迎えていた。
年を越し、新春興業の取材に出かけた雀は、そこで演じられていた話がシンデレラに似ていたことから興味を持ち、役者・菊五郎の娘で、その芝居の脚本を書いた雪消と知り合う。
彼女の本性は、人を喰らうという白鬼だという。それ故に、封印された座敷牢の中で静かに暮らしている彼女の元を、何度となく訪れては心を通わせていく雀。
しかし、その矢先、彼女の力を手に入れようとする旗本・保坂家の三男から縁談が持ち上がる。話は断ったが、無理矢理、封印を破り雪消を連れ去ってしまい……

大江戸妖怪かわら版、第2作目。
雀に恋の予感?…と思いましたが、そこまでは至らず(笑)。
雪消という存在を通して、“大江戸”についてひとつ学んだ雀のお話でした。

<07/10/25>

『モップガール』加藤実秋(小学館)

2007-10-24 | 読了本(小説、エッセイ等)
時代劇オタクのフリーター・長谷川桃子は、清掃会社・クリーニングサービス宝船に就職することに。しかしそこは普通の清掃だけでなく、事件や事故のあったワケアリの現場の清掃も引き受ける会社だった。しかも、そこで働く人々は犬マニア(でも犬アレルギー)な社長・東を始め、劇団員で毎度役作りに勤しむ現場責任者・大河内重男、無口で無愛想な青年・大友翔、ギャルな事務員・片岡未樹ら一風変わった人々ばかり。
そんな環境にも慣れた頃、久々に持病の難聴で左耳が聞こえなくなった桃子。いつもの事と気にせずに、死体の見つかった世田谷のマンションへと掃除に出かけた桃子は、何故か見覚えのない風景が見えるようになり……『おわりの町』、
神田のビルの屋上から投身自殺したという場所の清掃をした桃子たち。ところがそれ以来、桃子は何を食べても“赤いきつね”味に感じてしまう現象に悩まされる。事態を解決すべく、事件について調べ始めた桃子たちだったが……『赤い衝撃』、
麻布にある古い洋館の掃除をすることになった桃子たち。しかしそこは、かつて一柳という没落した旧華族の持ち物だったが、今では呪いの館と呼ばれるいわくつきの場所。掃除を始めたが、そこで白骨化遺体を発見。例によって謎の香りを嗅いだ桃子は……『ファンハウス』、
ふとしたことから翔の父が、殺人の容疑をかけられ、拘置所で自殺した事件を知った桃子。しかも彼は今も真相を解明することをあきらめていないらしい。そんな中、前回の事件で知り合った南が勤める会社・エイトコーポレーションの社員・津山が行方不明になったという話を聞く。そして桃子は真夏だというのに、寒気に襲われることに……『ブラッシュボーイ』の4編収録の連作短編集。

突然の耳の難聴を補うように発揮される能力で、意図せず事件を五感で感知する桃子とその仲間たちが、そこから事件を解決していくお話。かなりコメディテイストです(桃子の時代劇オタクっぷりが、特に/笑)。
……一応テレビの原作ということになってますが、話はほとんど別物ですね(笑)。

<07/10/24>