黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『純愛ロマンチカ 4』藤崎都/原案:中村春菊(角川書店)

2007-10-06 | 読了本(小説、エッセイ等)
やたらと自分へプレゼントをしたがる秋彦と朝から喧嘩した美咲。“全部返品するまで口をきかない”といって、家を出た美咲のバイト先へ一本の電話が……秋彦の担当編集者・川田からのもので、秋彦が事故に巻き込まれ、病院に運ばれたという。早速秋彦の元へと駆けつけた美咲だったが、彼はここ2、3年の……つまり美咲と同居し、恋人になってからの記憶を失っていて……記憶喪失編、
4月も第一週。秋彦の記憶喪失事件で、バタバタしていてホワイトデーに何もできなかった代わりにと、秋彦が用意したものとは……ホワイトデー編と、中村春菊さんのプロローグとエピローグを収録。

記憶喪失編がほとんどを占め、ホワイトデー編はおまけ程度の長さ。
王道な記憶喪失ネタですが、この2人の場合、もともと両思いだからあまり障害にはならない気も(笑)。

<07/10/6>

『よつばと! 7』あずまきよひこ(メディアワークス)

2007-10-06 | 読了本(漫画)
えなやみうらたちと糸電話で遊ぶよつば……『よつばとでんわ』、
敬老の日。よつばはとーちゃんに、ばーちゃんに電話をかけろというが……『よつばとけいろうのひ』、
牛乳の作り方を知らないよつばの為に、翌日牧場に遊びにいくことに。しかいよつばは熱を出し……『よつばとねつ』、
ふーかの友人・しまうーが、文化祭の模擬店の練習でケーキを作るためにやってきた。よつばも手伝うが……『よつばとぱちしえ』、
カップラーメンを食べたいというよつばは、近くのコンビニまでおつかいに……『よつばとおつかい』、
いよいよ、楽しみにしていた牧場へと出発。しかし、やんだも一緒に行きたいと言い出し……『よつばとしゅっぱつ』、
牧場に到着。動物たちを見てはしゃぐよつばは、待望の牛に出会う……『よつばとぼくじょう』の7編収録。

今回は牧場関係のお話が主な所為か、カバー下が牛……(笑)。

<07/10/6>

『Rのつく月には気をつけよう』石持浅海(祥伝社)

2007-10-06 | 読了本(小説、エッセイ等)
大学時代からの飲み仲間である、長江高明、熊井渚、湯浅夏美の3人。卒業後も長江のマンションに集まっては、飲み会を催し、そこには毎回ゲストが呼ばれている。
今回ゲストとして呼ばれたのは、夏美の同僚・一重。以前先輩社員の新築祝いで食べたカキに当たったことがあり、それ以来避けていたという彼女から、当たった時の様子聞いた長江は……『Rのつく月には気をつけよう』、
ビールのつまみに、砕いたチキンラーメンを食べるという、熊井の同僚・塚本。それが原因で彼女に怒られたことがあったという……『夢のかけら 麺のかけら』、
夏美の後輩・須田明日香を招き、チーズフォンデュを食べることになった面々。そこで彼女は、会社の後輩からホワイトデーにもらった固いパンをエピソードを語り……『火傷をしないように』、
料理上手だった昔の恋人が、煮えていない豚の角煮を出されたことがあるという、長江の知人・赤尾。その恋人の真意とは……『のんびりと時間をかけて』、
熊井の同僚で、結婚直前だという塩田律子。その結婚相手から、ぎんなんを前にプロポーズをされていたことが気にかかっていて……『身体によくても、ほどほどに』、
夏美の婚約者・冬木健太がゲストに。彼の妹・真子の婚約者は、海老にアレルギーを持っているが、それが原因で破局の危機に陥っているという……『悪魔のキス』、
長江が、長らく飲み会の会場になっていたマンションを引き払うことに。そこでの最後の飲み会で出されたスモークサーモンから、話は大学時代のエピソードに……『煙は美人の方へ』の7編収録の連作短編集。

その時の食べ物にまつわるゲストのエピソードの謎を、長江さんが解決、というのが基本パターン。
とてもテンポよく楽しく読める作品です。
最後は、思わずふふふ~vな感じ(笑)。

<07/10/6>