黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『十二秘色のパレット 1』草川為(白泉社)

2007-10-12 | 読了本(漫画)
世界一美しい羽根を持つ鳥たちと、その鳥たちの羽根から色を得て、布や石を彩る技“秘色”を操る、色彩の魔術師・パレットが住む都・オパル。
パレット養成学校に通う少女・セロは、ペアの鳥・ヨーヨーとの仲も良く、筆記の単位はとれているものの実技が苦手で、失敗して秘色の色に染まっては、校医であるグエルに治してもらっていた(秘色でついた色は、秘色の技でしか落とせない為)。
追試の前日、ニードナ先生からもらった薬を飲んだセロとヨーヨーが眠ったすきに、ヨーヨーが盗まれて……第1話、
落第し、2回目の1年生を迎えたセロ。遠くからでも色のコントロールができるようになったりと、着実に進歩の見られるようになっていた。そんなある日、グエルと共に誘拐されてしまったセロ。要求は鳥舎から鳥たちの色を盗むこと。ところがそれはゴーシェン商会がしくんだ囮作戦で、彼らの真の目的は、その隙に鳥たちを盗むことにあった、まんまとその犯人にされてしまったセロたちは……第2話、
北方の国で育ったというグエル。なじみの本屋から雪にあこがれる三つ子の娘たちに、話を聞かせてやって欲しいと店主から頼まれている彼と同行したセロは、思いがけず彼の悲しい過去を知る。そんな中、1週間後に誕生日を迎える彼女たちから、雪を降らせて欲しいと頼まれたセロは、グエルに内緒でその願いを叶えようとする……第3話を収録。

ずっと読みたいと思っていたのですが、ようやくまとめて入手できました~♪
鳥たちの造形が可愛らしいですvv

<07/10/12>

『夜叉桜』あさのあつこ(光文社)

2007-10-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
江戸の町では、女郎が立て続けに殺されるという事件が起きていた。その捜索にあたる北定町廻り同心・木暮信次郎と岡っ引・伊佐治は、4人目の被害者・お文が挿していた簪に目を留め、それが元暗殺者・清之介が主人をつとめる小間物問屋・遠野屋で売られていたことを突き止める。彼女は、本名はおいとといい、遠野屋の手代・信三の幼なじみだったという。
かつての清之介の妻が亡くなった事件から、清之介に対して妙に拘りを見せる信次郎。
そんな中、清之介が信三と一緒のところを賊に襲われ、信三が助けを呼びに行っている間に連れ去られてしまうが……

『弥勒の月』の続編。
今回は割と清之介寄りな描写もありつつ、いろいろなしがらみを抱えた人々の心の葛藤が描かれています。
まだ続きそうな雰囲気なので、ちょっと気になります~。

<07/10/12>