黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『妖玄坂不動さん ~妖怪物件ございます~』ももちまゆ(新書館)

2007-10-05 | 読了本(小説、エッセイ等)
渋谷・道玄坂にある坂上不動産は、両親を早くに亡くした姉弟が経営する不動産屋……しかし、姉の満留は、ある事情から少女の姿のままで成長が止まっており、高校生である弟の陽介には不思議な力が。そしてそんな陽介を慕う座敷童(外見は青年)の幸とカマイタチの桐が社員として働いている。
そしてそんな状況からワケアリ物件を扱うことの多い彼ら。ファッションビル108の4Fのフロアが何故かテナントの出入りが激しいことから、その調査に乗り出すことに……『その瞳にうつるもの』、
陽介の従兄弟・田村凛太郎の知り合いで、坂上不動産を介して部屋を借りた重森のところで赤ん坊の声が聞こえる怪現象が起きているという……『キャットストリートを過ぎたら』、
凛太郎のバイト先、チーズケーキカフェ“ニンナナンナ”でキッチンが荒らされるという事件が。そこに妖怪の影を感じていた凛太郎は、桐に協力を求める。荒らしていたのは、智という名の京都の座敷童で、どうやら作りたいチーズケーキがあるらしいのだが……『カフェ ニンナナンナ』の3編収録。

……妖怪モノは、つい読んでしまいますね(笑)。
彼らの過去を絡めつつ書かれていて、なかなか良い感じ。
百目小僧たちが可愛いです~v

<07/10/5>