黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『ゾラ・一撃・さようなら』森博嗣(集英社)

2007-10-07 | 読了本(小説、エッセイ等)
探偵・頸城悦夫の元を、志木真智子という女性が訪れた。
彼女の依頼は、ある古い美術品“天使の演習”を取り戻して欲しい、というもの。
それは元々彼女の母・貴子のものだが、現在の所有者は、タレントで元都知事でもある法輪清治郎。彼は世界的に有名な殺し屋・ゾラに狙われているという噂があり、彼が殺される前に取り戻して欲しいのだという。頸城は依頼を受けることにし、清治郎の甥で頸城の友人でもある法輪洋樹などの手を借りつつ、本を書く為のインタビューという名目で近づくことに成功するが……

ハードボイルドテイストなお話。
微妙に、あの辺とかその辺とかのお話にもリンクしてますね~(笑)。

<07/10/07>

『エマ 9』森薫(エンターブレイン)

2007-10-07 | 読了本(漫画)
メルダース一家が郊外へピクニックに。ところがエーリヒが可愛がっていたリスのテオが、ひょんなことからバスケットから抜け出し、そのまま置き去りにされてしまい……『エーリヒとテオ』、
ドロテアとヴィルヘルムのベッドトーク。彼らの出会いやこれまでのことを振り返りつつ……『歌の翼に乗せて』、
インドへ遊びにやってきたウィリアムは同じ年頃の第2王子・ハキムに出会う。ウィリアムが教えたテニスをきっかけに、2人は友情を深め……『友情』、
街へと買い物に出かけた、メイドのアルマとポリー。仲間たちからいろんなお使いを頼まれつつ、買い物を楽しむポリーに……『ふたりでお買い物』、
同じ劇団のルイーズに恋しているアレンだったが、未だその思いを打ち明けられずにいた。今度の公演が終わったら…と思っていたが。そんなルイーズは引退を決めていて……『三人の歌手』(前・後編)を5編収録。

例によってエマは全く出て来ない番外編・その2(笑)。
主人公が出て来ないところまで作りこんでるあたり(『三人~』に至っては、ウィリアムとエレノアが見に行ったオペラを演じている人々のお話だし/笑)、森さんの作品への(というかこの時代への?)愛の深さを感じますね~。
個人的にはエーリヒとテオのお話が可愛くて好きですv

<07/10/7>