黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『首鳴き鬼の島』石崎幸二(東京創元社)

2007-09-22 | 読了本(小説、エッセイ等)
相模湾に浮かぶ小島・頸木島。
大手メーカー竜胆製作所の創業者一族・竜胆家の私有地である、そこには“首鳴き鬼”…首を切られた鬼の身体が、自らの首を求めて鳴きながら彷徨う…という伝説があると巷で囁かれていた。
若者向け情報誌の編集部で働く稲口恒一は、怪奇スポット特集の取材で、大学時代に思いを寄せており、最近再会した女性・神合茜と共に島を訪れた。
折しも、訪れた頸木島の頸木館では、竜胆製作所の社長で、竜胆グループの会長である竜胆恭蔵の義理の息子である慎一郎の、生き別れになっていたという娘・牧村美紗子の存在を巡り、微妙な空気が流れていた。
島へ渡った稲口は、高校時代からの友人で、大学の理工学部で助手をしている影石瞬一と再会。研究の関係で、恭蔵と交流があるのだという。
そんな中、伝説をなぞるように次々事件が発生。影石と共にその調査を開始するが……

仕組まれていることに関しては、ある程度予測できたので、やっぱりね~、と思いつつも、よく考えられてるなぁとは思ったのですが、それ以上に茜の性格にムカついて仕方がなく…(笑)。

<07/9/22>