黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

さつまいものモンブラン@大阪屋

2007-09-24 | スイーツ
 さつまいものモンブランクリームの下は、黒蜜風味のクリームとわらび餅、スポンジ、さつまいも(角切り)、スポンジと重なっています。
 さつまいものモンブランは他のお店でも割とありますが、下の部分の和風な感じがちょっと意外でおもしろかったです(笑)。

 大阪屋:新潟(各地)

『聖女チェレステ団の悪童』ステファノ・ベンニ(集英社)

2007-09-24 | 読了本(小説、エッセイ等)
腐敗と堕落を極めるグラドニア国の首都バネッサ。そこに建つ、聖女チェレステ孤児院には、伝説の預言があった。
残忍で放埒な人生を送ったフェローチェ・マリア伯爵が、女工・ルピンツィアへの仕打ちから、どれだけ食べても飢えが満たされなくなるという呪いを受け、結果町中の食料を集め、独り占めする事態に。そんな中、10歳だった伯爵令嬢チェレステ・マリオルダ・エドレドーナ(聖女チェレステ)は宮殿に子供たちを招き入れ、食料を分け与えようとしていたが、そこで市民たちと伯爵側との間で争いが。それを諫める為に間に入って昇天したチェレステが遺したというもので、その後、宮殿はゾピーロ修道会へ寄進され、孤児院となっていた。
時は現代、孤児院のキリスト像がある日突然倒れ、預言の一つが現実となる。
さらにメモリーノ(哲学者)、ルチアーノ(ルシフェル)、ブルーノ(アリ)の3人の孤児たちが、脱走……普通の反則なら何でもOKという摩訶不思議なストリートサッカー世界選手権への招待状が届いた為だ。
しかし参加するには5人の孤児たちが揃うことが条件。ところがで手紙に記されていたメンバーのうち2人は既に引き取られてしまっていて、メンバーが足りない。
かくして、孤児院の地下で出逢った不思議な少女(自称:聖女チェレステの孫娘)・チェレステらとともにメンバーとして加えるべくストリートサッカーの名手であるフィネッツア兄弟の元へと向かう一同だったが、そんな彼らにさまざまな追手が迫っていて……

イタリア人名前(架空の国が舞台ですが、イタリア風)が覚えにくかったりで、話の流れに乗るまでに若干かかりましたが、乗ってしまえば割とスムーズに読めるスピード感のあるお話でした。
ストリートサッカーの大会に参加する為に世界各地から集まってくる子供たちのトンデモっぷり(中国から徒歩で大陸横断、とか/笑)なども楽しく、いろんな意味で奇想天外…。

<07/9/24>