黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

暗黒サイケデリックTOUR@東京厚生年金会館

2007-09-28 | おでかけ
 9/4のO-WESTに引き続き、上京(またしても日帰り/笑)。
 一度近くまで行ったことがあるから(以前、アリカさんが参加されたゴシックイベントの会場が、道路を挟んで真向かいにあるのです)大丈夫~とか思っていたら、豪快に道を間違え、ちょっと慌てたり(時間的には余裕を持っていたので大丈夫でしたが、歩きすぎでへとへと;)。
 ひとまず建物に入ってみたら、既に沢山の人が……先行の物販がもうすぐ終わります~、的な声が聞こえたので、今回のツアーから登場のTシャツを購入。
 その後、居場所を求めつつフラフラと歩き回り、隣にあるコンビニなどに寄ったのですが、店を出てきたらヴァイオリンの渡辺さんがアリプロTシャツ(青)を着て、ふつーに歩いてました(笑)。

 
†セットリスト&コメント等
 舞台には、赤いビロードの幕。中央に赤いソファを配置。脇に燭台風のライト。後方に松明(何かの曲の際に点いたのですが、うろ覚え;)。
 基本の立ち位置は、アリカさんが最前中央、その少し後ろ(一段高くなっている)の左右に渡辺さんと杉野さん、さらに後ろが高くなっていて、その中央に片倉さんの配置……片倉さん、まさに『殿』(笑)。
 
第1部
『暗黒サイケデリック』>サーバーな踊り子お2人~紫泉くんとゴ(…と、聞こえたのですが違うかも?)ちゃん~登場。衣装等は、アルバムでアリカさんが着ていられたものと同じ感じ(微妙に違うけれど)。
『人生美味礼賛』>曲の前に“生きることは食べること”という台詞。アリアリポンチカ(ドラァグクイーン4人)登場。
『暗黒天国』>途中、後光が差したようなライティング。

MC

『CYBER DEVILS』>客席へ緑のビームがビシバシ(笑)。まさにサイバーな感じ。
『欲望』>上から鳥籠っぽいライトが降り注ぎ…

 アリカさん退場。

『跪いて足をお嘗め インストver.』

 アリカさん衣装替え後、片倉さんの背後の幕が開き、そこから登場(前の曲が終わってからもちょっと間があって、時間がかかってるのかなぁと思いきや/笑)。

第2部 ~大和~
『愛と誠』>背後には花札の屏風。上からは、桜のようにはらはらと舞う紙吹雪。
『勇侠青春謳』>前に移動して、日本刀を抜刀しつつ(笑)。

MC>日本刀の話。模造刀を車に乗せていて捕まった人がいた、というニュースを観られたアリカさん。これまでは、本物でなければ大丈夫と思っていて、普通に車に乗せたままだったりしていたので、今度はちゃんとトランクに仕舞われるそうです(笑)。そのついでに、愛車の車検切れも告白(笑)。
 この後に素敵なゲストが登場します、という予告も。

『青嵐血風録』>いつか『血風録』という言葉を使いたかったとか。アリカさんのお好きな『乃木坂血風録』にちなんでいて、本当はそのタイトルをつけたかったけれど、“まねっこ”といわれるので、とのこと。
『六道輪廻サバイバル』>大駱駝鑑の若林淳さん(白塗り)が登場。先ほどの屏風の前で踊り、間奏の間に下へ跳躍。若林さんの大ファンであるアリカさんは、歌わずに観ていたかったらしい。

MC

『胡蝶夢心中』

 アリカさん退場

『from midst of town』(インスト)


第3部 ~ゴシック~  ※この辺で、ビアズリーのサロメが描かれた垂れ幕が2つ、下がっていたり。
『薔薇獄乙女』

MC

『暴夜layla幻談』
『GOD DIVA』

MC

『最愛なる魔王さま』>『跪いて~』はSな曲ですが、こちらは“どM”な曲という紹介(笑)。ソファに腰掛けながら歌唱。
『地獄の季節』>アリアリポンチカ登場
『月蝕グランギニョル』

MC

『亡國覚醒カタルシス』

 一同退場、再び登場。

アンコール
『聖少女領域』>アリカさん、歌詞がとびまくりで、ちょっとハラハラ;
『未來のイヴ』

 一同退場後、再び登場(紫泉くんたちや、若林さんも)。

カーテンコール
 アリカさんが御挨拶した後、締めようと思っていたところに(その間に、さりげなくヴァイオリンの2人は後ろへ移動してました)、
 片倉さんの「ちょっと待ったぁ!」の声(…すごく久しぶりに聞いた気が…/笑)。

 そこへケーキの乗ったワゴンを押して、美少年(?)登場。片倉さんがアリカさんの誕生日であることを告げ、ヴァイオリンの伴奏の元、観客も一緒に♪Happy birthday~と合唱。
 以上、バースデイサプライズでした(笑)。

†衣装
・片倉さん
 黒のスーツに、白の靴。インナーは、襟なしの白系(ちょっと光沢系かも)。

・渡辺さん&杉野さん
 前回同様。

・ドラァグクイーン4人……左からドリアンさん、オリーブさん、インガさん、新人さん←名前を度忘れ(アリカさんと同郷で、親戚のお姉さんがアリカさんに似てる、というのは覚えているのですが)。ドリアンさんとインガさんは『アザレアポンチカ』というコンビ名で、プラス2人という特別編成で『アリアリポンチカ』に。
 1/ 人生美味礼賛
 ドリアンさんと新人さんは、黒のチャイナカラーのロングコート、オリーブさんとインガさんは、赤いスリップドレス?(この辺ちょっとうろ覚え;)

 2/地獄の季節~亡國覚醒カタルシス
 前回1番目の衣装とほぼ同様。髪に付いているのが、薔薇の代わりに黒い羽?

 3/アンコール
 オリーブさんとインガさんは前回とほぼ同様。オリーブさんに黒いしっぽが生えていたのですが、前回もあったかはわからず;
 ドリアンさんは、上が光モノのキャミで、あとはうろ覚え;、新人の子は、黒のチューブトップに黒のミニスカ、ピンクのタイツ。
 
・アリカさん
 1/暗黒サイケデリック~欲望
 シルバーのミニドレス(上がビスチェっぽく、下は超ミニスカ。スカートの中はショッキングピンク)。右肩には前回もつけていた白とかピンクの細い布の束。
 手袋、靴、髪型は前回の2番目の衣装と同様。

 2/愛と誠~胡蝶夢心中
 前回の1番目の衣装(和風)と同様。プラス日本刀を帯刀。

 3/薔薇獄乙女~亡國覚醒カタルシス
 上は、黒の姫袖の(首まわりはスクエアな感じ)ブラウス、かと思いきや、後ろは長めなのでワンピース?
 下は、豹柄の5段フリルスカート(床に届くくらいの長さ。パニエか何かでふくらませた感じ)。髪は茶色で、左右に一束ずつ垂らしてアップ?みたいな。前方に黒い薔薇?っぽいもの。リボン?
 
 4/アンコール
 前回の3番目の衣装と同様。  
 ブーツは黒いエナメルで、ニーハイどころか太ももより上にも延びていて、終わりが見えない(笑)。
 髪は茶色で(…違うかも)、前方に黒い大きなリボン。


†MCより
・綾辻さんの『暗黒館の殺人』が今月来月に各2冊ずつに分けて刊行されますが、その中の1冊の巻末にアリカさんが解説を書かれるそうです。
・今年は、さらにもう1枚アルバム(60人編成のフルオーケストラ)発売。年末のソワレもその編成で。
・『怪物王女』のサントラが、10/3に発売。箔押好きなアリカさんの期待にこたえてのジャケット。

†追記
 今回は舞台効果や構成も凝っていて、あちこちに気をとられていた所為か、衣装等の細かいところの記憶がかなり怪しいです;





『エレンディラ』G・ガルシア=マルケス(筑摩書房)

2007-09-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
ある日、ぬかるみの中にうつぶせで倒れ、もがいていたのは、大きな翼のあるひどく年老いた男。そのまま鶏小屋に飼われることになったが、そんな彼を天使だと思いこんだ人々は、次々に見物にやってきて……『大きな翼のある、ひどく年取った男』、
海からバラの香りが漂ってきた村。そんな村に大金持ちのハーバード氏が現れ、人々が見せる特技に対価を払ってくれるという……『失われた時の海』、
海から流れ着いた大きな黒い漂流物は、水死体だった。死体となっても、凛々しく逞しい肉体を持つ彼に、村人は皆心惹かれ、彼の在りし日の姿を夢想する……『この世でいちばん美しい水死人』、
6ヵ月と11日後に死を控えていた、上院議員オネシモ・サンチェスは、生涯を決定づける女性ラウラ・ファリナに出会う。しかし彼女への愛に故にその身を滅ぼし……『愛の彼方の変わることなき死』、
子供の頃、幽霊船を見たことのある彼。大人になったある日、再びその姿を見て……『幽霊船の最後の航海』、
“奇跡”を起こして歩く行商人のブラカマンの元に引き取られたぼく。彼に、運命をねじ曲げたのはおまえだと虐待され、瀕死の状態に陥ったぼくは、その末に本当の奇跡の力を手に入れる……『奇跡の行商人、善人のブラカマン』、
祖母と二人きりで、辺鄙な砂漠のどまんなかにある豪邸に住み、休むまもなくこき使われていた14歳の美少女・エレンディラ。ある夜、疲れはてた彼女の不注意で、屋敷は全焼。祖母は、その賠償金としてエレンディラの身体を売り……『無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語』の6編収録。

“大人のための残酷な童話”というコンセプトで書かれたという物語……でもあまり“残酷”という感じではないような……;
『この世で~』の皆の妄想っぷり(彼の名前は勝手に『エステバーン』になってるし/笑)や。『無垢なエレンディラ~』の何度殺そうとしても死なない祖母などは、どこかおかしみさえ感じます(笑)。

<07/9/28>