黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『さらい屋五葉 三』オノ・ナツメ(小学館)

2007-09-23 | 読了本(漫画)
“五葉”の密偵役・松吉が突然姿を消した。どうやら、彼の恩人である蝋燭商・菊屋が同業者の大津屋に商売に必要な木札を盗まれ、それを取り戻す為に、忍び込んで捕まったらしい。何とか彼を救いたい秋津政之助(政)は、顔見知りの侍・八木に相談する……『第十五~十八話 恩人』、
政の郷里から妹・幸がやってきた。すでに言い交わした相手がいる彼女に、政の弟・文之助が勝手に見合いを決めたことに怒り、飛び出してきたらしいのだが……『第十九・二十話 郷里から』、
八木から剣の相手を頼まれた政。その後、彼の友人であった“弥一”について聞く……『第二十一話 友』を収録。

ひき続き、いろいろ気になる展開~。

<07/9/23>

『雑草館の住人たち』影木栄貴(マックガーデン)

2007-09-23 | 読了本(漫画)
親の海外転勤を機にひとり暮らしをすることになった高校1年生・大関新は、母の知人が管理しているアパート・雑草館に住むことに。
そこの住人は、小学4年生の少女・桜要子、新と同じく高校1年生の小高一葉、小学校教諭・林えりか、漫画雑誌の編集者・入砂文月たち。実は彼らは、かくれ漫画家……それぞれの事情により世間には秘密で漫画を描いているのだった。
かくして、彼らの専属アシスタントにされてしまった新は、こき使われ、いつの間にか漫画にもくわしくなってしまったり。
しかも彼が思いを寄せるクラスメイトの中里百合子も、実は同人作家で……

以前、漫画情報誌『ぱふ』に連載していた4コマ漫画です。
てっきりもうコミックス化されていたとばかり思っていたら(事実、発売予告は掲載されていましたし)、まだだったんですね(笑)。
彼らのその後も掲載されていて、ちょっと楽しいです(笑)。

<07/9/23>


『若冲になったアメリカ人 ジョー・D・プライス物語』ジョー・D・プライス/山下裕二(小学館)

2007-09-23 | 読了本(小説、エッセイ等)
近年の若冲再評価のきっかけを作り、若冲、そして江戸時代の日本美術のコレクターとして知られる、アメリカ人、ジョー・D・プライス氏。
アメリカ、オクラホマ州に生まれた彼が、どのようにしてそれらの作品に出会うに至ったのかという経緯、そして美術館で日本館を建てるまでの困難な道のりについて等、美術史研究家・山下裕二氏とのインタビュー形式で綴る一冊。

プライス氏の江戸美術への、特に若冲への溢れんばかりの愛が感じ取れる逸話が満載でした。
そんな雰囲気に感化されて、とても若冲が観たくなりました(笑)。

<07/9/23>