goo blog サービス終了のお知らせ 

く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<奈良「鹿苑」> 子鹿を特別公開 6月末まで

2021年06月02日 | メモ

【〝公園デビュー〟は7月下旬ごろ】

 春日大社表参道のそばにある鹿の保護施設「鹿苑」(奈良市春日野町)で、この春に生まれたばかりの子鹿の特別公開が始まった。6月1日から30日までの期間限定。昨年は新型コロナウイルス感染防止のため中止になったが、今年は感染対策を徹底することで実施に踏み切った。施設を管理・運営するのは一般財団法人「奈良の鹿愛護会」。会員たちが4月上旬から奈良公園内で見つけた妊娠した母鹿を保護し、安全に出産できるよう見守っている。

 今年の〝子鹿第1号〟は5月9日に鹿苑内で誕生した(昨年は4月30日)。体長約60cmの雌鹿で、体重は約3.8kg。鹿苑には6月1日現在、125頭の母鹿が収容され、これまでに19頭が誕生した。これからが出産ラッシュで、7月ごろまで続く。中には鹿苑に保護されず奈良公園内でひっそり産む母鹿も。数年前、木の根元にじっと蹲ったままの生後間もない赤ちゃんに遭遇したこともあった。奈良公園全体では今年も例年同様200頭ほどの誕生が見込まれている。鹿苑生まれの子鹿の〝公園デビュー〟は7月下旬ごろになりそうとのこと。

 鹿苑では観覧席の上から子鹿公開会場を見下ろすことができる。公開イベント初日の1日は真夏並みの強い日差しの中、おなかの大きな母鹿たちが木陰で休んだり、水道の蛇口から流れる水を飲んだりしていた。子鹿は背中の鹿の子模様がよく目立つ。時々「キュー」という愛らしい鳴き声を上げては芝生の上を飛び跳ねたり母親からおっぱいをもらったり。母鹿は匂いで自分の子を嗅ぎ分けているそうだ。この時期に鹿苑を訪れたのは初めて。明けても暮れてもコロナ・コロナの中で久しぶりにそれを忘れ、ほっこりしたひと時を過ごすことができた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする