CLASS3103 三十三組

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【ドラマ】ドライブ in ウクライナ 彼女は「告白」を乗せて走る

2024-04-30 21:13:35 | ドラマ映画テレビ感想
NHK海外ドラマ枠で、これは急遽放映されたと見えて
この枠には珍しい、字幕放送という撮ってだしみたいな感じで、
興味深く見たのでありました
正直テレビドラマは、ながら見をしてしまうたちなので、
字幕だとわけわからなくなってしまうのだけども、
30分を2本という感じだったので、まぁ、なんとなくわかったというか
ウクライナの市井というものの雰囲気くらいは
わかった気分になったのでありました

戦争がすぐそばにあるという世界がどういうものか
戦争のシーン自体はほとんど出てこないけど
思い出したように爆撃された町があり、
疎開する人のバスが吹き飛ばされ、戦地へと赴く兵士たちがいる
そういう姿を描きながら、それはそれとして、
普通に生きているというか、戦時下に生活している人もいて
その人たちが、どこかへと移動する姿が
生々しくもあり、また、人間臭い理由によってでありというのが
見所であったように思うのでありました

戦争に対してどうだという政治的なそれではなく、
戦時下に生きているということ自体を描くためか、
戦争以前の出来事とのフラッシュバックが多用されていて、
その時と、現在を比べての後悔みたいなものや、
ただ、生活をするということができない現在への怒りではない、諦めでもない、
どうしようもないものというのがあったように感じる

大きなストーリーとしては、非難する人を差配するという、
難民保護とも異なるが、疎開に関する事案で、
よくない取引があって、それがロシアと通じていてという話がありそうだが、
そこは、あくまでドラマを大きく一本のそれとするためのギミックであろうという感じで
もっぱら、ただ車で運ばれる人たちのそれぞれが持つ悩みなんてものが、
戦時下だからでもあるし、戦時下であろうともでもあるという
人間の営みそのものになっているのがよかったと思うのである

ずいぶん真面目なものを見てしまったとも思うのだが、
それはそれとして、割ときわどいシーンも多かったり、
夫婦や恋人同士のいざこざが多く描かれるのが興味深かったのでありました

続編は、こつこつ撮られているそうで、またその内やるのだろうか
わからんが、じっと見入ってしまう、だからといって何がということもないのだが
ドキュメンタリではないけども、戦争ではなく、戦時下を描いたものだなと
わかったような感想を並べておくのである


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