CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

東京将棋会館で将棋を指した話

2021-11-20 19:43:39 | 将棋
先日、東京観光をする機会に恵まれて、
平日の新宿界隈をうろうろしてきたのでありました
丸一日の時間があったのに、結局新宿周辺だけで終わってしまったあたり
私の行動力の限界が見え隠れすると思うのだが
それは余談として、新宿から、都庁、国立競技場、神宮外苑、神宮球場、銀杏並木等々、
新宿といいながら、結構な広範囲をうろうろしていたのでありました
おかげで、なんとか参道のあたりもだいぶ歩いたのである

ま、朝から何をそんなに周辺ばっかり歩いていたかといえば、
東京の将棋会館へ行って将棋を指してみようと
そこらのYouTubeとかでやってそうなことを思い立ったからでありました
将棋会館が、思ったよりも住宅地の真ん中みたいなところにあって驚いたのでありますが、
ああ、この感じ、思ったよりも市民会館っぽさが強いなと
漫画なんかでよく出てくる、まさにあの建物なのに
不思議と見たことあるような、
そして、古いな!という感想を禁じ得ない魅力があったのでした

とりあえず会館に入ってみて、せっかくだからと売店でなんか買ってみようと思ったら
なんと、米長先生の扇子が復刻されていたので喜んで買いあさり
意気揚々と上階の将棋道場へ

正直、将棋道場というのにちゃんと足を踏み入れるのは初めてで、
一回だけ関西将棋会館にも行ったことあったんだが、
竜王戦の大盤解説会が催されるので指すことができなかったんだが
今回はいよいよ、対面指しである
将棋思い出語りとついでに自慢話も混ぜておくんだが、
小学校の時に指して以来、ほとんど指したことがないで、4,5年前から、
ネット将棋をやるようになってきていたんだが、
3年前に一度、指導対局をしてもらう僥倖に恵まれ
なんと、現会長の佐藤康光先生に6枚落ちで指してもらえたんだが、
それ以来の対人戦ということで、がぜんやる気だったのでありました

とりあえず受付を済ませると棋力を聞かれるのでありますが、
さっぱりわからないので、24のレートを伝えてみるんだが、
これはあんまりピンとこない感じだったようで、しばらく待たされてから
どうやら初心者っぽい人から順に当ててもらって
対局を続けたのでありました

対局相手と一緒に呼び出されて、自分の対戦カードを受け取り、
どこでも好きな場所で対局して、終わったらカードを受付へもっていき終了、
また次のを待つといった感じでありました
この時、カードを上にした方が勝ったということになるんだそうだが
そのあたりは道場によって都合が違うというお話でありました
16時くらいから入ったので、あんまり時間ないし、人も少ないかなと思っていたけど
なんだかんだ、やっぱり本場だからなのか、次々とちょうどいいくらいの相手を組んでいただけて
都合6局くらい指せたのでありました
勝ち負けがうまいこと衝かなかったのか、段位認定は次回持越しと言われて
サービス券までもらったんだが、次回東京行くなんていつになるやらと思ったりして
まぁ、なんだかんだ、楽しかったのでありました

と、そんな実に日記めいたことを書いたわけだが、本題はこっから(長ぇよ)
その直前に、将棋好きには有名な鳩森八幡さんへいって
話題の「王手勝ち守り」を買ったのでありました、そいつがこちら

ようはお守りなんだが、
ここに記されている詰将棋でもないが、盤面が難しくて、思わずうなったというお話でありました

かなり面白いというか、頭金みたいな単純なそれではなくて、
少なくとも3手詰めに入ったところみたいな感じ
凝ってるなと思って眺めていたんだが、ふと、この盤面ってどうやったら訪れるんだ?
ひょっとして、まさかの架空盤面なのでは?とか思ってしまったあたり
自分の棋力の低さがあらわになって、さらによかったのでありました

御覧の通り、王手をかけている成金の駒がいるんだが
この直前にこの駒がどこにいたんだろうと不思議になってしまった
まぁ、落ち着いて考えてみればというか、わかってしまえば当たり前なんだが
左右の歩の裏にいた桂馬が成った図なんだが、その盤面になるのが
相手がまた王の左右が銀というところも興味深いというか
単純に居玉での構図を思い浮かべていたんだが、そうではないだろう
と、あれこれ考えさせられる粋な構図だと
感心しきりだったのでありました

銀がいっぱいだから、裏返ってるのも銀なのかなと思ったりしていたのが
桂馬を思い浮かべなかった敗因なんだけども、誰が考えたのかわからんが
面白い図だったと感動したのでありましたとさ

勝負ごとなので運もと思うが、将棋は運要素ないのがまた、このお守りの面白さというか良さだよなと思うのである