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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】パズルと天気

2025-07-19 21:04:06 | 読書感想文とか読み物レビウー
パズルと天気  作:伊坂幸太郎

様々なところに発表していた短編を集めたものだった
読んでいて職人芸的なものを想起したといったらいいか、
目的をもって物語が紡がれているという
練られた小説、まさにパズルのように組み立てられたそれといった感じで
面白く読んだのでありました

あとがきにて、色々なテーマをもらって、
断ろうと思ってたのに書かされてしまったというしょーもないというか、
一種の照れ隠し的な話しも含めて面白かったのだけど、
テーマに、ちょっとしたヒントをまぶしたら、
こういうパズルを組み立てられるんだなという感じがして
なかなか面白かったのである

短編小説であったのは間違いないのだけど、
物語なんだけど、なんか違う、筋道を辿る文章といっていいのか
不思議なものを読んだなと思ってしまったんだが、
この感じで、長編になると、いつもの伊坂幸太郎の小説になるんだろうなと
短編では、小説の仕掛けがあまりにも見えてしまうから、
違う個性的な文章のようにも思えて不思議だったのである

とはいえ、あれこれこねくり回してひっくり返るというでもないけど、
いずれも幸せというか、いい気持ちの話しばっかりだったので
読んでて清々しいというか、下手に殺しとか出てこないので
よりよいなとか思ってしまったんだが
むしろ漫画のプロットのようでもあるなと思いつつ、
個人的には、犬がいっぱい出てくる話しが、くだらないのに、
いや、くだらないから面白かったと思うのであった
このあたりは小説というか、もはや、冗談話とかコントみたいなジャンルだよなと思うところ

そうかと思うと、表題作といってもいいような、
転機を扱った話しは、ギミックがすごくうまくできてて、
しかも幸せな話しで終わるのがまた素晴らしく、
読んでちょっと感動してしまうほどだったのだけども、
このあたり、鍛えられたファンだとすぐにネタがわかってしまったようにも思えるのだが
自分はそこまで、しっかり読めていないので、
あれよあれよと、短編でもいつもの展開のように楽しめてお得だったように感じたのであった


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