CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】種から種へ命つながるお野菜の一生

2021-11-01 20:44:00 | 読書感想文とか読み物レビウー
種から種へ命つながるお野菜の一生  著:鈴木純

ビジュアルブック的な本でした
子供向けではないけども、植物の生育について興味を持つ
きっかけとなるような本で、なかなか面白かった

様々な野菜を種から育てて、一生を眺めるというもので
各ステージの写真とコメントがほのぼのと続くんだが、
なかなかレアな写真が多くてよかった
キャベツ、白菜、豆なんかは、割と見たことがある人が多いけど、
ほうれん草やレタスあたりは、マニアックで、かつ、ほうれん草の雌雄異株であるところをビジュアルで見せているのは
結構貴重なんじゃないかと、楽しく見たのでありました
正直、ほうれん草の花なんてアップで見たことなかったから、なかなか楽しかった
レアなところでは、サツマイモの花があったのはよかった
マニアの間では、朝顔に接ぎ木して咲かせるもんだと知ってはいるんだが、
どうも自生で咲かせた写真らしく、これは見ごたえがあった

基本的には、種から栽培する時期の紹介と
それぞれの植物の一生、特に花芽形成と、花の姿形、そして種子がとれるまでの姿形、
これらをまんべんなく見せてくれるので理科の教科書的な使い方もできるというか、
植物に興味を持ち始めたくらいの人には
大変よい本ではないかと思うところでありました

植物の様々な部位のアップ写真がある
ただ、それだけで価値があるともいえる本で、
なんだかんだ、眺めているだけでも楽しい本だと
植物好きとしては思うところでありました
これだけ写真を集めたというのがすごいと
感激した一冊であります

かぼちゃ、スイカ、メロンあたりの大き目の瓜類がなかったのは、
耕作面積の問題だろうかといらんことも考えたんだが
こういう感じで、果樹なんかも見てみたいと思ったりするのでありました
イチジクとか、花の段階で割ってみたりしたことないから
見てみたいかもなぁと思うのである