CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】オモシロはみだし台湾さんぽ

2017-05-01 21:29:40 | 読書感想文とか読み物レビウー
オモシロはみだし台湾さんぽ  著:奥谷 道草

台灣を少しぶらぶらしてみてはという感じで、
少し深みにはまった観光紹介といった内容でありました
何度か台灣に行って、ハマりはじめましたという
自分みたいな人間には、なかなかステキという読み物で、
まだまだ、行って見たい場所がいくらでもあるんだなと
重宝する感じであります

こういった本は鮮度が命だと思うわけで、
2015年発刊というあたりが、既に古びている可能性はあるものの
比較的新しい台灣の魅力を伝えてくれているのがステキ
独自といっていいのか、視点もなかなか面白くて、
建築や、現代美術という側面をクローズアップして
それにまつわる、現地のここだという、隠れた名所、
あるいは、そろそろ観光客が押し寄せてくるであろう、
最後の隠れ家的なところを紹介しているのが素晴らしい
よくある観光ガイドに飽きた人にはうってつけの内容になっていて
非常に読み応えというか、情報の価値が高いと
思われたのであります

重要というか、これわと思わされたのは
台中の情報が多いことでありまして、
本の中でも指摘されていましたが、台中の情報が日本には不足していて
そこを結構丁寧に記してくれているのがありがたい
また、台南のほうにも足を伸ばしていて、
いずれも、名所、よい店、よい出会いを推奨しているので
行ってもいないのに、行って楽しめたような
錯覚に陥れそうなステキさがありました

なんとなし、信頼というでもないけど、手をうった話としては、
言われているほど、日本語喋る人がいないという記述でありまして
そうそう、そうなんだよなと私も思ったりするところなので
台灣いってて、日本語喋れない人がいるところに行きたいという
マニアックでもないが、何かジャンルめいたものとしても
よい本だったんじゃないかと思うのであります

とはいえ、やはりやや女性よりのセレクションではありまして、
私のようなおっさんが楽しめるところはどうだろうかと
感じるところではあったものの、次回の旅に
是が非でも生かしていきたいと思わされるところが
非常にステキでありましたとさ
ちょっと地図が大雑把なのが気になりましたが
よい台灣本でありました