CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

冬の台南高雄旅行 21 再発號肉粽から台南食べ倒し

2017-05-12 22:56:59 | 冬の台南高雄旅行(2016)
いかにもブログらしい内容であります
台南で食べまくるというお話を少々


孔子廟をあとにして、ぶらぶら歩きながら眺めみれば
12月でこの気温、歩いている分には実に過ごしやすい日和で最高でありました
そんなわけで、食べ歩きツアーでもないけど、いっちょ頑張ろうと
今朝方、まだ開店してなかった再発號肉粽に向かいます


案の定というか、結構な大入りながらも無事到着入店
とうとう、噂に聞いた台南名物の一つを食することに



てなわけで、これが、特製海鮮八寶肉粽 150元
崩してない中身だと、何の変哲もない台湾ちまきに見えてしまいますが
ほぐしてみればこの通り、八寶(八宝)の名前にふさわしく、さまざまな具材がてんこ盛り
特にこの特製版については、あわびと貝柱が入っているという素晴らしいもので
本当に筆舌に尽くしがたい絶品でありました、もう一回食べたい
大変素晴らしい、好吃、超好吃であります

とりあえずこいつを食べて、まったりという感じでありましたが
ちょっとスープめいたものも食べたいなと、店を変えることに
ぶらっと歩きながら、そういや、赤崁楼の近くに鴨肉の店があったよなと思いだしてそちらへ


東巧鴨肉焿というお店で、半年前に訪れた赤兎馬のお寺があるすぐ横に位置するのであります
鴨肉焿(ヤーロウケン)という、鴨肉を使ったとろみスープが店名そのものなので
これはあたりに違いないと、わからないなりに頼んでみると、あっさり通じて
そこらへんに座ってくれとのことで、待つこと数分


鴨肉焿(ヤーロウケン) 55元
どきどきしながら食べてみましたが、生姜を細く切ったものと一緒に
鴨肉がよく煮込まれていて、ほろほろよく崩れてうまい
独特の味付けといっていいのか、黒酢が結構キツめに使ってあるので
好き嫌いが分かれるなと感じたのでありますが、
大変あっさりさっぱり食べられるので、なかなか素敵でありました
胃にもたれない、実にすばらしい食べ物である

どっぷり食べたと思ったものの、さらに観光を続けながら食べまくろうと
台南の街をうろうろと歩き倒していきます
赤崁楼から、歩くこと15分くらい、水仙宮市場だとか、永楽市場だとかいわれる
食べ物屋さんを含め、さまざまなお店がごった返している地区があるはずとうろうろと到着


いい感じで日暮れて、夜がやってきたという感じになってまいりました
左右に所せましと並んでいるお店屋さんも、次々にぎわってきたという感じで
夜市でもないけど、わくわくしながら町を散策していきます


ここで一軒、食堂を発見する
これがまた、ものすごいいい匂いがしてたまらない
さすがに食べ過ぎだろうと自分でも思っていたんだが、一度通り過ぎてから
やっぱり、あまりに旨そうな匂いだからとつられて入ってしまう
メニューも、値段もまったくわからないんだが
一番大きく書いてあるメニューを指さして注文


香菇飯湯(シャングーファンタン) 80元
何の変哲もないスープに見えますが、シイタケが入っていまして
これがまた、ものすごいいい香りなのであります
シイタケってこんなにいい匂いがする食べ物だったかな
そう思いながら、でっかい粽と鴨スープ飲んでいるにも関わらず
このスープを食べる、いや、スープと言いましたが、実際は雑炊なのである
飯湯(ファンタン)というだけあって、ご飯の入っているスープなのであります

これが、本当にもう、この旅で一番うまいといっても過言ではない
ものすごい衝撃を受けた食べ物でありました
この店が特別うまかったのか、そもそもうまい食べ物なのか
そこは判別がつかなかったんだけども、
とてつもなく肉厚のシイタケ(香菇(シャングー))と、
そこからとったと思われる濃厚なダシの香りが最上級なのである
エビと謎の肉片が入っていましたが、正直それらが前座といえるほど
圧倒的にスープが旨い、極上とはこういうことかというほど感激したのでありました
あまりに旨さに、あっという間に平らげてしまった
素晴らしい、素晴らしいぜ台湾


さらに調子にのって進んでいきますと、今度は甘いものの店を発見
そういや、八寶冰(パーパオピン)を食べたいと思ってたが
ついぞ食う機会がなかったなと思いだす
そうだよ、別腹だから食べられるよきっと
そんな風に、どっか壊れたんじゃないかと自分でも驚きの食欲に突き動かされて入店
さすがに夕飯時に食いに入る店じゃないのか、
店主のおねーさんというかおばさんと、私しかいなかったんだが
身振り手振りで注文をしてみる


龍眼湯圓(ロンユェンタンエン) 45元
八寶冰はどうした俺…、そううなだれてしまったのでありますが、
かき氷を食べようと思ったら、メニュー欄に「龍眼」の文字を発見して、
ああ、ロンガンだ、ロンガン超食べたい!と、おねーさんに
「ロンガン、ロンガン!」と言って、まったく通じなかったのであります
最終的に「ロンユェン」と発音を正してもらって事なきを得たのでありますが
台湾で食べたかったフルーツについに遭遇なのである

ただ、見ての通り、そして名前の通り、これは温かい食べ物なのである
12月とはいえ、外は先ほどの通り夏日を超えているわけでありまして
さらには、さきほどアツアツのしいたけスープを飲んできたというのに
冷たいものではなく、これを食べてしまったのであります

台湾ぜんざいと称されるだけあって、まさにぜんざいのそれでありました
これを作るにあたって、具材を5つ選んでねと言われたので
推薦、看板などと、「おすすめ、おまかせ」的なことを伝えて
OKOKと、ささっと作ってもらったのでありますが
なかなか甘さ控えめながら美味しかった、熱かったけど

見た目は悪い感じでありますが、そんなことはなく
棗だとか、タピオカだとか、あれこれ入っていて
なんとなし体によさそうな雰囲気で、ゆったり食べられました
すごい汗かいてたんだけどもね
肝心のロンガンについては、ドライロンガンだったようで、
お湯で戻して食べるという感じなので、ドライライチに近い感じで
ちゃんとしたのをもう一度食べたいなと思ったりしたのだけども
ともあれ、しっかり堪能できたのでよしとしたのでありました

さすがに食べ過ぎた、いい加減にしよう
そう思いつつ、ようやっと腰をあげまして、ふらふら夜の街をさまようのである


ぐるっと、界隈を歩いてたどり着いたのが、この水仙市場の看板であります
見ての通りというか、すでに夜モードで市場の方はしまっていたため
中にある、水仙宮にはいけなかったのですが、とりあえず満足して通り過ぎるのでありました
台南の夜も、大変楽しいと浮かれながら歩いていくのである