平成猿蟹合戦図 作:吉田 修一
またも吉田修一作品であります
横道世之介が想像以上に楽しかったという
それを再びと意気込んで読んだのですが
これもまた、エンターテイメントに優れた作品で
面白く読み終えました
ただ、なんだろうかな、前回ほどしっくりと落ちた感じは
ないのでありますけども、
これはもう、性格、嗜好の問題だろうかと思うのでありました
猿蟹合戦という名前だから、
そういう感じの話で、どっかに仇があったりするのかと
あれこれめぐらせながら読んでいたのですが
長いから、だんだんと誰がどうつながっていたか
結局、物語にまかせる感じで
さらっと読み終えて、なるほどなという感じだったのでありました
あんまりそこに意味があるわけじゃなくて、
やっぱり世の介みたいに、一人が色々な人に影響を与える
その様を楽しく見守るといった感じでありました
面白かったのだけども、ちょっと
盛り上がりにかけたかもなんて
思ったりもしてしまう
しかし、クライマックスに近いところでは、
なんか完全に乗せられたという感じで
支持者の一人みたいな気分になりつつ、
そっと涙がこみあげてくるみたいな
なんだろうかな熱狂感というか
お祭りに溶け込んだみたいな楽しさが
あったように思ったのであります
やっぱり上手いんだなぁ、しみじみでありますところ
予定調和めいた感じで、物語が転んでいくというのが
ステキではあるなと思いつつも、
なんとなし、バックボーンではないけども
しょっぱなの事件について、どうも、
償いとかではないけど、何か必要じゃないかと
そういうのを物語に求め勝ちの私には
少しばかり納得いかないなんて
感想を抱いたのでありました
でも、楽しく読めたからよいのだ
またも吉田修一作品であります
横道世之介が想像以上に楽しかったという
それを再びと意気込んで読んだのですが
これもまた、エンターテイメントに優れた作品で
面白く読み終えました
ただ、なんだろうかな、前回ほどしっくりと落ちた感じは
ないのでありますけども、
これはもう、性格、嗜好の問題だろうかと思うのでありました
猿蟹合戦という名前だから、
そういう感じの話で、どっかに仇があったりするのかと
あれこれめぐらせながら読んでいたのですが
長いから、だんだんと誰がどうつながっていたか
結局、物語にまかせる感じで
さらっと読み終えて、なるほどなという感じだったのでありました
あんまりそこに意味があるわけじゃなくて、
やっぱり世の介みたいに、一人が色々な人に影響を与える
その様を楽しく見守るといった感じでありました
面白かったのだけども、ちょっと
盛り上がりにかけたかもなんて
思ったりもしてしまう
しかし、クライマックスに近いところでは、
なんか完全に乗せられたという感じで
支持者の一人みたいな気分になりつつ、
そっと涙がこみあげてくるみたいな
なんだろうかな熱狂感というか
お祭りに溶け込んだみたいな楽しさが
あったように思ったのであります
やっぱり上手いんだなぁ、しみじみでありますところ
予定調和めいた感じで、物語が転んでいくというのが
ステキではあるなと思いつつも、
なんとなし、バックボーンではないけども
しょっぱなの事件について、どうも、
償いとかではないけど、何か必要じゃないかと
そういうのを物語に求め勝ちの私には
少しばかり納得いかないなんて
感想を抱いたのでありました
でも、楽しく読めたからよいのだ