CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

五度目の台湾旅行 6 指南宮

2015-09-17 20:44:22 | 五度目の台湾旅行(2015)
さて、猫空山中で迷子というか、
プチ遭難みたいな事態に陥っていたわけですが、
仕方なく上り坂をもちもちと歩く、
傍らを凄いスピードで車がいったりきたりする
こんな歩行者邪魔だろうなと思いつつも、
雨降るなか、よたよたと歩いていました

すると、一台のトヨタ車が停まって声をかけてくる
何を言っているかさっぱりわからなかったけども、
どこへ行くのだい?的なことを聞かれていると判断して
「指南宮」と言ってみれば、「Temple?」と英語で返ってきて
「是」と返してみる
なんで、俺が北京語喋って、むこうは英語喋ってんだろうか
あまり考えずに、いくつか身振り手振りを交えたたところ
なんと、車に乗せてくれるという
本当にありがとう、有り難うすぎてどうしたらいいの?
不安になるほどでありましたが、
紳士と、そのご母堂が載る車に乗せてもらって
物凄い坂をあっという間に、指南宮まで連れていってもらったのでありました
多謝多謝と、つたなく伝えて頭を下げまくったんだが、
苦笑い的に手をふってもらって、別れる
振り返ってみると

紳士が、ご母堂の側のドアを開いて傘をかざして待っている

これが忠孝というものだと、
本気で感動してしまったのであります
以上、台湾であった本当にいい話でありました
しかし、ご迷惑をおかけしたことは本当
申し訳ないことこのうえないのでありました

で、気を取り直して指南宮であります

こんな感じで、残念ながら修復のため籠かぶってますが、
山道を歩いていると、なんというかこの厳かな雰囲気に
いやおう無く期待が高まるのでありました
何に対してか、わからんが興奮するのである


台北の市内も見えたりするわけですが、
物凄い雨でそれどころではない



指南宮は、猫空で一番と考えられるお寺さんであります
中は豪壮で、学び舎までありました
新しいお坊さん志望なのか、近所の人なのか
わかりませんが、座学をやっている部屋を覗いたりできて
なんというか、凄い異国情緒であります


中には干支にちなんだ仏像というか、神像がありまして
これが私の神像、私の生年を司るそれでありました
ありがたや


つづいて、こんな山道を下っていきますと、離れの宮に到着


こちらも、なんとか宮という名前なんでしょうがわからず、
ただ、お昼になると、無料というか、お布施で
ご飯を食べさせてくれるという喜捨の精神行事がありまして
それのご相伴にあずかろうかと考えましたが、
お昼まで少々時間がありすぎる、断念して
ロープウエーでふもとまで戻ったのでありました


供え花が蘭というのが、いかにも台湾ですね
ステキすぎます

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