定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

敵前逃亡

2014年10月08日 20時48分50秒 | お仕事関係
昨日曜日の昼下がり、しっかり素面(しらふ)であったので、文学賞辞退のメールを事務局に送付した。
お叱りのメールの返事はまだ来ていない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

三浦綾子文学記念館 文学賞担当者様

今回、応募番号○○番で三浦綾子文学賞に応募させていただいた、植林と申します。

私が投稿した作品は、全く架空の話ではありますが、恐らくプロの小説家が構想される時と同様、各登場人物のモチーフとなったモデルは存在しています。
また、作中のセンセーショナルな舞台となっている会社も架空の組織ですが、私が住む地方に類似した名称の組織が存在しています。
小さな地方都市ですから、万が一にも自分の作品が受賞し、かつ私の素性が知れた場合、モチーフとなったモデルの方々や類似名称の会社組織に、迷惑を与えてしまう恐れが有ります。

応募当初の頃は、もし受賞したならば、そのときはモデルや会社組織に迷惑を掛けない様、作品はすべて架空であることを公言するとともに、現在の職場を今年度一杯で円満退職し、執筆活動に専念する覚悟を決めていました。

しかし、当選発表日が近づくに連れ、心にさざ波が立ち始めました。自分のわがままのために、今の安定した生活を捨てることは、妻や子供を苦しめることになりはしないかと、その波高は少しずつ高まってきました。
私には家族を捨ててまで、そして会社や職場仲間に迷惑を掛けてまで受賞する覚悟が有りませんでした。

これ以上は、何をくどくど連ねても所詮言い訳にしか過ぎません。

投稿させていただいた作品は、中年男性の片思いを稚拙な文章で連ねているだけであり、既に選考対象から外れていると思います。

しかし、万が一、今の時点で候補に残っていたならば、自分のわがままのために大変ご迷惑をお掛けしますが、応募作品を取り下げていただくようお願いします。

今は仕事で多忙のため、メールで失礼させていただきます。

仕事が落ち着いたら、いつかお詫びに上がらせていただこうと思います。

本当に申し訳ありませんでした。

平成26年10月5日 応募作品番号 ○○ 氏名 植林治文

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー