定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

笑顔

2016年09月17日 08時54分42秒 | まんが

小学生時代から、松本零士さんの作品に心酔してきた。
一時期、己の実力を振り返らず、漫画家を目指していたのは、松本先生の影響だろう。

社会人になって十数年後、職場の上司と肌が合わず、自分自身を消してしまおうかと考えていた時、いわしげ孝さんの作品と出会い、薩摩隼人の潔い生き方に救われ、子供達が全員巣立とうとしている今日まで頑張れた。


50の齢を過ぎ平盤な日常を送る中、もう自分の精神を打ちふるわせる漫家及び漫画にはもう出会えまいと思っていた。

職場の仲間から貸してもらった「うしおととら」が予想外に面白かったので、同じ藤田和日郎さんの「からくりサーカス」全巻を大人買いした。


作品内容はまさに漫画の王道。主人公達は一辺の陰りも無く正義を貫く。
時系列は200年前から現在までの間を行き交う。
舞台は日本、中国、ヨーロッパ、サハラ砂漠、ラスト近くでは宇宙空間まで。

伏線の張り方がずば抜けて多く、かつ回収の仕方が極めて秀逸である。
少年サンデーで9年間も連載が続いたそうであるが、後付けの伏線回収が全く感じられない。
連載開始前に、ラストに至るまでの綿密なシナリオをすべて準備していたのだろうか。


※作品全体のキーワードとなる子守歌
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かわいいいぼうや
愛するぼうや
風に葉っぱが舞うように
ぼうやのベッドもひいらひらり
天にまします神様よ
この子にひとつ
みんなにひとつ
いつかは恵みをくださいますよう
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