映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「海難1890」

2015年12月23日 | 日記

  

 

    日本とトルコの友好関係の礎となった1890年の軍艦エルトゥールル号遭難事件と、

    それから95年後の1985年に、イラン・イラク戦争で緊張が高まるテヘランに於いて、

    日本人215人が取り残され、トルコに救出されたこの二つの事実を題材に、日本と

    トルコの合作で製作された映画です。

    日本側の主演は内野聖陽と忽那汐里ですが、忽那汐里はそれぞれの時代に生き

    る女性を1人2役で演じるほか小澤征悦、宅間孝行、かたせ梨乃、小林綾子、夏川

    結衣、竹中直人らに、トルコ側からも多く出演しています。監督は「利休にたずねよ」

    「化粧師 KEWAISHI」の田中光敏。

 

    映画のラストにはトルコ大統領が画面に出てきてご挨拶されるのには驚きましたし、

    聞くところによると製作費も5億円出しているとか、トルコ側のこの映画に対する関

    心度の高さが伺えます。

    とてもいい題材なので上手く生かせば結構なのにとつくづく思いますが、かなり無

    理やりに製作した感じがしますし、脚本・演出・編集が雑です。特に前半で軍艦の

    遭難シーンと日本の女郎屋でのバカ騒ぎをカットバックで処理する所など、見てい

    る方が赤面しますし、苦笑する場面が多いのは困りものですが、村人が遺品を清

    める場面あたりから良くなってきます。

    後半は前半にくらべていくらかマシですが、空港の場面がダラダラしていて盛り上

    がりません。折角の合作映画なのにどうしてこの程度の作品しか出来ないのか、あ

    まり苦言は呈したくないのですが正直に書きました。

 

 

 

コメント
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