「007」シリーズ第24作。前作「007 スカイフォール」に続きサム・メンデス監督が
メガホンをとり、ダニエル・クレイグが4度目のジェームズ・ボンド役を演じ、レイフ・
ファインズ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリスら共演陣も続投。新たにボンドガール
となるモニカ・ベルッチ&レア・セドゥー、「SHERLOCK シャーロック」のアンドリュ
ー・スコット、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のデビッド・バウティスタ、そし
てオスカー俳優のクリストフ・ワルツらが加わる豪華さです。
悪の組織スペクターとの死闘をメインに、苦悩するボンドの葛藤や彼の幼少期の
秘密が明かされます。主題歌はグラミー賞歌手のサム・スミスが担当しているこ
とも話題の一つになっています。
この作品を見た人は、文句なしに面白いという理屈抜き派と、オープニング・シー
ンは圧倒的に凄いし素晴らしいけど後は頂けない、特にボンド役のダニエル・クレ
イグがいま一つ精彩を欠いていると言う派に分かれているようで、私の感想は後
者です。
冒頭のシーンが凄いので、その後を期待するのは当然なのですが話にも新味が
なく、尻すぼみでラストも弱いと思います。
肝心のダニエル・クレイグにスマートさとユーモアが無いし、どう見ても悪党面で、
主役交代の時期にきていると思います。