世界中で愛されているチャールズ・シュルツによるコミックの劇場版で、スヌーピー
やチャーリー・ブラウン、その仲間たちが繰り広げる日常が描かれています。
製作は「アイス・エイジ」などを作ったブルー・スカイ・スタジオ、監督は「ホートン ふ
しぎな世界のダレダーレ」のスティーヴ・マーティノがメガホンをとり、音楽は「アナと
雪の女王」のクリストフ・ベックが担当。CGでリアルに再現されたスヌーピーの毛並
みのモフモフ感が宣伝文句の一つにもなっています。
私は時間の都合で日本語版しかやっていない劇場で仕方なく見たのですが、見は
じめてすぐに字幕版で見なかったことを悔いました。それほどに子役による日本語
版吹き替えは無残です。ついでに言うとラストの歌・絢香もこの作品にそぐいません。
我家の買い物バッグはすべてスヌーピーであるくらい一家はスヌーピー好きなので
すが、その私が贔屓目に見ても、今作はショートムービーを無理やりに引き延ばし
た感じであり、スヌーピーの持ち味や楽しさが上手く出ていません。最近の優れた
アニメを見ている人たちには、期待外れの方が多かったのではないでしょうか。脚
本を練り直して再映画化を望みます。
