映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

大映宣伝部・番外編の番外 (92) 矢島ひろ子さん

2015年12月14日 | 日記

    

   

    

 

    このブログにもと大映の方々の思い出を書いて今回が178回目になります。ほとんど

    の人は取り上げたと思うのですが、それでも気になり思い出しては書き続けて来ました。

    昨日のことですが鹿児島での写真を見返していて、写真は何枚か当時アップしている

    のですが矢島ひろ子さんを未掲出であることに気が付きました。従って今回は私も好き

    った女優の一人、矢島ひろ子さんです。

 

    神戸の出身の彼女が大映に入ってきたのは昭和29年(1954)で、デビュー作はたしか

    「火の女」(監督・島耕二)だったと思います。当時の大映は男優中心の作品が多かった

    のですが、女優陣も層が厚く、京マチ子をはじめ、若尾文子、山本富士子に叶順子に

    野添ひとみが加わり、華やかな色どりを形成していて、主演クラスには中々入りこめ

    ない時期でした。

    それでも彼女は現代劇にも時代劇にも使える女優さんだったので、或は器用貧乏

    ったのか便利使いをされたのかもしれませんが、それでも約60本の大映映画に出

    演しています。

    この60本という数字は大変多い出演数だと思いますが、勝ちゃんと共演した「花ざ

    かり男一代」をはじめ、「銭形平次シリーズ」「歌麿をめぐる五人の女」「女のつり橋」

    「海軍兵学校あゝ江田島」などが印象に残る作品です。

    彼女とは挨拶まわりで一緒の旅をしたことがありました。見かけはお色気たっぷりで

    すが、普段は気のいいのんびりした性格の女性で、現代風に言えば天然でしょうか、

    いい奥さんになるだろう…と思わせる人でした。

    昭和36年(1961)の「大菩薩峠・完結編」(監督・森一生)を最後にスクリーンから消

    てしまい残念でしたが、昭和8年(1933)生れですから今年で82歳の筈、お元気で

    ごされていることを切に祈ります。

   

   

        

   

 

 

 

コメント (8)
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