老舗の日本料理店は敷居が高い、と思っていた。
が、先週の土曜日、意外な発見。
日本橋「割烹 とよだ」
この店構えを見たら、とても一見さんは入れない。
が、ランチとなれば別だ。
お弁当1,500円、刺身定食2,000円(共に税別)
イタリアン、中華ではなく、たまには和食もいいかな。
再開発のすすむ日本橋だが、この店は、しっとりとした風情がある。
なにせ創業は、幕末の文久3(1863)年。
現在の店主橋本亨さんは5代目。築地から毎日仕入れる旬の魚介をさばく。
たまたま、その日の朝、テレビ朝日「食彩の王国」で、店主が房総半島夷隅のタコを調理していた。
撮影許可をもらい、そんな話をしたら「あの番組、20回ぐらい出ているんですよ。もうネタ切れになりそうです」と笑いながら応えてくれた。1階のカウンター席は、店主の包丁さばきを見られるのもうれしい。
で、肝心の料理。刺身はタイ、カンパチ、マグロ(赤身・中トロ)、ホタテ。菜の花の和えものなど。
ボリュームもあり、もうこれで大満足。
相方の頼んだ弁当も、バラエテイーに富んでいる。
煮物は、色も鮮やかだ。
エビ天、鶏などおかずもさまざま。いずれもサッパリ味でおなかにやさしい。
土曜日とあって、カメラ爺同様、ビールを頼んでいる2人連れがいる。
気になったのは、品書きに、ワイン、日本酒、焼酎があるのに、ビールがなかったこと。
店の女性に聞いたら、「ビールは当然あると思っているからでしょうか」
ビール党としては、キリン、アサヒ、サッポロ、サントリーと好みがあるのだから、許せない。
話は違うが、店主の後ろに奥村土牛の画がさりげなくかけてあるのはにくい。
とても雰囲気の良いお店でリッチな気分になれて、この価格は良いですね。
かつて東京時代、会社の近所に有った築地の料亭での昼の「おこわ定食」もリーズナブルなのにリッチな気分を味わえました・・もちろん味も見た目も最高でした。
リーズナブルでリッチな気分、いい表現ですね。
お得感がありました。
杉並のもぐらは名前のように杉並 浜田山籠っていますので、井の中の蛙大海を知らずを地でいっています
。KAZUさんのも相方さんのも美味しそうで、よだれが垂れそうです。☆さんの『リーズナブルでリッチな気分』とはおつむが良いね。本当にいい表現でした。
現役時代は、よく取材した店行きましたが、一昔前の話。今は相方におまかせ。知ったかぶりしてますが、それは以前の仕事柄。
毎日の昼飯担当としては、作らずに済み、たまにおいしいもの食べられるので、美術館などに行くのは大賛成です。