kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

圧巻の迫力!

2017年08月02日 | アート

「タイ仏教美術の熱風、トーハクに」のキャッチコピーの通り、
上野の森はものすごい蒸し暑さだった。
が、会場に入ると、涼しい。こういう時は、冷房の効いたところで過ごすのが一番だ。

仏教に大乗と小乗があるのは知っていたが、むろん詳しいことはわからない。
日本で普及したのは大乗。大きな船で救済する、一方の小乗は小さな船で救済する、のだそうだ。
ある解説者によると、大に対して小は差別になるので、上座部仏教というらしい。

タイの国民の9割が小乗仏教の信者だという。
釈迦没後、仏教はさまざまに分派したが、あまりにごちゃごちゃしていて整理がつかない。

それはさておき、近世のタイ仏教美術の派手さにはとてもついていけない。
一時期は、日本の飛鳥仏に通じるものがあるが、その後は、まったく違う仏教文化になった。

奈良や鎌倉の大仏には威厳が感じられる。
それは、タイの古代仏教世界に通じるのかもしれない。







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2 コメント

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黄金仏は日本の伝統 (6944)
2017-08-02 23:34:26
微笑みの国タイランド。6944はハネムーンを含め都合3回この国を訪れている。

タイの仏像は6944作成の仏像同様キンキラキンが多い。タイではお参りすると同時に金箔を張り付けたりもするから凄い。

仏教は6944のテリトリー。踏み込むからにはお勉強もしてね。

家の宗教は浄土真宗、個人のそれは臨済宗。大乗と小乗が体内で一体化するに似た信仰生活を送っている(口ばっかり)。

爺はタイの宝物・仏像を拝して違和感を持ったようだが、日本の古代・中世、そして現代も仏像は仏教は皆キンキラキンだ。

阿弥陀仏はどこへ行っても黄金色。10円玉でおなじみの宇治・平等院鳳凰堂の丈六の座像を見てみよう。平安の大仏師・定朝の作である。

定朝は以後の日本の仏像様式に和風かつ都風の流れを作った。木造寄木造り金箔張り。
6944は模作陶器を「携帯百景6944」に乗せたので見てほしい。

仏教は北限の法隆寺(日本)から南限のボロブドール(インドネシア)までアジアのほぼ全域に広がるが、その心は慈悲であることは同じ。小乗も他人(ひと)のための修行であることに異論をはさむ人は少ないだろう。

仏のことだと6944はキーボードをたたく指が止まらなくなる。

ここまでにするため一点だけ、書かせて。

創建当時、奈良・東大寺の毘盧遮那仏は金メッキ張り。鎌倉・清浄泉寺の阿弥陀仏は金箔張り。共にキンキラキンのお姿だった。



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勉強したくない。 (kazu)
2017-08-03 01:49:44
6944さんへ。
やはりきましたね。
おっしゃる通り。何度も現地を訪れた方には、
「何言ってんだ」の世界です。
でも、この世界、あまり勉強したくないな。

門前の小僧、習わぬ経は読めない。


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