kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

母と子

2012年11月18日 | 動物
可愛がられている地域猫の表情は明らかにわかる。
上野恩賜公園の一角。
優しい声をかけながら猫に餌をやってるおばさんがいた。
名前を聞いたら「チー」と「トラ」
そう呼んでいるという。

トラは分かるけど、真っ黒なのにチーとは。
「こどもの頃はほんとに小さかった。で、チー。トラのお母さんなんですよ」
「ええっ?」
「草むらの陰で寝ているのが、お父さん」
「なるほど、それはわかる」
母親のチーよりはるかに大きいトラである。

それにしても、このしかとした表情はなんだ。
餌やりおばさん曰く
「チーは餌を食べるけど、絶対なつかない。子どもの頃、いじめられたのかなあ?」
おばさん、おしゃべりだけど、地域猫の扱いになれているみたい。
「ほら、せっかく写真撮ってくれてるんだから、ちゃんとカメラ見て!」
「いいって、いいって」といいながら、撮った一枚。
我、関せず、媚びない猫の表情は好きである。

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