kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

追悼3.11 忘れてはならない。

2012年03月11日 | 日記
東京新聞3月11日付け一面。
「涙の3.11 祈りの日」のタイトルで、この写真が掲載されていた。
言葉にできないものが込み上げてきた。
「仙台市若林区荒浜。真っ白に雪が積もった海岸では、太平洋から迫る波に向かい、僧侶が一時間近く祈りをささげていた=嶋邦夫撮影」
その写真の下に、自らも被災体験した仙台市在住の伊集院静が「…祈り続ける人たちのことをもう少しわかって欲しい。…この震災がまだまだ続いていることを…」と思いをつづっている。

昨年同日同時、東京・杉並の自宅の階段で、テニスコートに行くべく、ソックスをはこうとしていた。
激しい揺れにもかかわらず、幸い、家にはほとんど被害はなかった。

今日、同じ時間に同じ姿勢で、ソックスをはいた。
なにごとも起きなかった。
故郷のある北の方向に向かって、手を合わせ黙祷した。
「忘れてはならない」
その声が何処からか聞こえてくるような気がした。

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5 コメント

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合掌 (LYNX☆)
2012-03-12 07:05:48
☆kazuさんへ
1年という通過点を過ぎました・・まだまだ終わっていませんね・・・
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コメントありがとうございます (kazu)
2012-03-12 23:45:08
☆さんへ
能天気なプログを書く気にならず、
こんなものになりました。
あらためて今年が復興元年、と言えるかもしれません。
阪神淡路大震災は、自分のなかで風化してしまいました。東京新聞の写真を見て、一年経った今回の被災地の現状を、あらためて、ここからがスタートなんだと思い知らされました。
マスコミにはあまり報道されませんが、長野県栄村の地震による被害、千葉県旭市の津波被害。
当初の災害の呼称ではなく、東日本大震災と変更されたことがわかるような気がします。
しかし、東北はわかるけど、東日本ってどの地域をさすのか理解できない。
ま、JR東日本、NTT東日本とは言うけれど…
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心洗われる写真   (杉並のもぐら)
2012-03-13 22:22:02
この写真を見て心打たれました。お祈りしているお坊さんから、光が感じられました。これこそ祈りの神髄とおもいました。なにも字がありませんが、多くを語っています。 合掌!
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一体何枚撮ったのか (kazu)
2012-03-13 22:57:08
杉並のもぐらさんへ

新聞を手に取った時、
言葉にならないものがこみ上げてきました。
この光景を目にしたカメラマンはもっと、心を動かされたのだと思います。
でなければ、この僧侶を前にして、一時間も居られない。
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祈りの神髄? (ハイジおばさん)
2012-03-14 08:23:52
我が家も東京新聞なので、この写真に釘付け!テニスコートに行っても「お宅何新聞?見た?見た?」と騒いでしまいました。
古新聞として捨てる気にならず、そっととってあります。
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